【2020年11月30日週】米国株セクター分析

米国株セクター分析2020年11月30日週米国株セクター分析

今週もセクターによって差はありましたが、含み益が増えた投資家の多い週だったのではないでしょうか?わたしの含み益も最高値を更新中です(相変わらずゴールドが足を引っ張っていますが、将来的にわたしの心の支えになってくれると信じて、ナンピン買いし続けています)。

今週な大きなニュースとしては英国で世界で初めてコロナワクチン承認がされましたが、米国市場への反応は限定的でした。どのセクターも極端に大きな出来高は見られず、既にワクチンが承認されることは織り込み済みだったから反応が薄かったのかもしれません。

そうであれば来週に米国でワクチン承認されても、特に出来高が増えたりはしないですね。

それではさっそく米国株セクター分析をしていきます。

米国主要指数パフォーマンス

先週に引き続き、今週も米国主要指数の3指数とも上昇しました(2020年12月5日調べ)。

指数先週終値今週終値騰落率
S&P500指数3,638.363,699.10101.7%
ナスダック100指数12,258.2112,528.48102.2%
ダウ平均株価29,910.3830,218.26101.0%

ナスダックもやっと9月2日の最高値を上回って来ました。ワクチン承認→セクターローテーション&金利上昇でハイテク死亡みたいな話もTwitterなどで目にしていましたが、そんな単純な話でもなさそうですね(ナスダック100=ハイテクグロースというわけではありませんが)。

米国株セクター分析結果

米国株セクター概要

finviz.comのS&P500Mapを用いて各セクターの値動きを把握します(2020年12月5日調べ)。

下落している銘柄も目に付きますが、公益セクター以外は上昇しました。

米国株セクター分析-S&P500Map(2020年11月30日週)

各セクターともに時価総額の高い銘柄よりも、中型・小型あたりの出遅れ銘柄に資金が流れていっているように見えます(上記の図はS&P500採用銘柄なので大型株ばかりですが、その中でも傾向が見られますし、ラッセル2000などの中型・小型株の伸びの方が高かったです)。

セクターETF毎の騰落率サマリ

セクター分析に用いるETF一覧

微妙にfinviz.comのセクター分類と異なる銘柄が存在しています。例えば、ビザとマスターカードが金融ではなく、情報技術に分類されていたり、一般消費財セクターにTSLAが入っていたり(2020年11月7日現在ではS&P500にTSLAは入っていないので当然ですが)。

セクターETF主要構成企業(上位3位+私が気になった銘柄)
情報技術VGTAAPL、MSFT、V、MA、NVDA、PYPL、ADBE
一般消費財VCRAMZN、HD、TSLA、MCD、NKE
ヘルスケアVHTJNJ、UNH、PFE
生活必需品VDCPG、KO、PEP、WMT、PM
素材VAWLIN、APD、NEM
公益VPUNEE、D、DUK
資本財VISUNP、HON、UPS
通信VOXFB、GOOG、GOOGL、VZ
不動産IYRAMT、PLD、CCI
金融VFHJPM、BRK-B、BAC
エネルギーVDEXOM、CVX、COP
※ETFはバンガード社(不動産のみステート・ストリート社)、リンク先はブルームバーグ

セクターETFの株価(終値)と騰落率

各セクターETFの株価(終値)と騰落率は以下のとおりです。

S&P500指数を上回ったセクターは緑色、下回ったセクターは赤色で表示しています。

セクターETF先週終値今週終値騰落率
情報技術VGT333.09341.7102.6%
一般消費財VCR264.4265.51100.4%
ヘルスケアVHT215221.09102.8%
生活必需品VDC172.27174.28101.2%
素材VAW153.91155.09100.8%
公益VPU139.59136.5897.8%
資本財VIS169.09170.11100.6%
通信VOX116.09118.41102.0%
不動産IYR84.986.24101.6%
金融VFH70.1671.6102.1%
エネルギーVDE52.7455.09104.5%
S&P500VOO334.14339.81101.7%

セクターETF毎のチャート分析

日々の値動きを把握するために、Trading Viewを用いてチャートをチェックします。

以下のチャートは全て「日足チャート」です。チャートに100日移動平均線、出来高を重ねています。また、テクニカル指標としてMACDとRSIも合わせて表示。

VOO(S&P500)

TradingView-VOO-20201130

月曜日は下落スタートでしたが、その後は金曜日まで上昇し続けました。出来高には特徴が見られませんでした。MACD、RSIにはトレンド変換のサインは見られません。

VGT(情報技術)

TradingView-VGT-20201130

情報技術セクターは先週比102.6%のプラスとなりました。

月曜日は下げからのスタートでしたが、引けではプラス。その後金曜日まで上昇し続けました。出来高は過去3ヶ月と比較すると少ない水準です。

来週にはワクチンの結果が出そうですが、情報技術セクターがマイナスに行くのか注目です。

VCR(一般消費財)

TradingView-VCR-20201130

一般消費財セクターは先週比100.4%のプラスとなりました。

一般消費財セクターはアマゾンやホームデポ、マクドナルドの下落でセクター自体がマイナスになったようにも見えますが、実はセクターとしては微増でした。同じセクターの中でも勝ち負けがはっきりと別れているセクターのようです。

週の動きとしては上げ下げを繰り返していました。また、過去3ヶ月と比べると出来高は少しだけ多かったです。

一般消費財セクターは外出できるようになると上がる銘柄を多く含んでいるため、来週の値動きも注目です。

VHT(ヘルスケア)

TradingView-VHT-20201130

ヘルスケアセクターは先週比102.8%のプラスになりました。

月曜日から上昇し続けました。11月以降ヘルスケアセクターの出来高のベースが上がっています。水曜日にはMACDも上抜けしましたし、上昇トレンドのサインが出ていますが、ワクチン承認で下落するセクターとも言われていますので要注意。

ただ、個人的には既に承認されることは織り込まれているんじゃないかと思っているため、来週に承認されても変わらないんじゃないかなって考えています。

もし、下がったとしても押し目で買い増ししていくだけです。

VDC(生活必需品)

TradingView-VDC-20201130

生活必需品セクターは先週比101.2%のプラスとなりました。

生活必需品セクターは11月中旬から横ばいです。MACDやRSIを見ても方向がつかめないですね。また出来高も過去3ヶ月の中でも少ない水準で推移しています。

VAW(素材)

TradingView-VAW-20201130

素材セクターは先週比100.8%のプラスとなりました。

素材セクターもこの2週間は横ばいで、トレンドが掴みづらい感じです。

VPU(公益)

TradingView-VPU-20201130

公益セクターは先週比97.8%のマイナスとなりました。今週の米国株セクターとして唯一下げました。

バイデンが勝利する時に上がるセクターの一つとして挙げられていましたが、大統領選前に言われていたことはほとんどあたっていないような気がします(笑)

出来高は過去3ヶ月と比較しても、そんなに大きな変化はありません。テクニカル的には下げトレンドですね。この状態ではまだ購入するのは怖いです。

VIS(資本財)

TradingView-VIS-20201130

資本財セクターは先週比100.6%のプラスとなりました。

週終値は先週比でほとんど変わりませんでしたが、月曜日は大きな出来高を伴って下げました。MACDは下に抜けましたが、RSIは強いためどちらか方向性は定まっていない感じです。

VOX(通信)

TradingView-VOX-20201130

通信セクターは先週比102.0%のプラスとなりました。

大統領選前から上昇し続けています。今週の出来高は過去3ヶ月と比較してみても大きく変わりませんでしたが、MACD、RSIともに強いです。

IYR(不動産)

TradingView-IYR-20201130

不動産セクターは先週比101.6%のプラスとなりました。

出来高は過去3ヶ月の平均的な水準でした。

11月9日にワクチンの発表があったあとはボックス相場を形成しているように見えますので、下値83ドル〜上値87ドルの中で上下を繰り返すかもしれません。

VFH(金融)

TradingView-VFH-20201130

金融セクターは先週比102.1%のプラスとなりました。

こちらの銘柄も月曜日に出来高を伴って下げましたが、その後は週末まで上昇し続けました。

月曜日の下落後、MACDを下抜けするのかと思いましたが、出遅れセクターの金融セクターの上昇は本物かもしれませんね。ただし、出来高は過去3ヶ月の平均水準であることから、めちゃくちゃ強い相場でもなさそうなので、大きく資金を突っ込むことは控えたほうがよさそうです。

VDE(エネルギー)

TradingView-VDE-20201130

エネルギーセクターは先週比104.5%となりました。先々週は5.8%、先週は8.9%と確変モードに入っています。

月曜日は大きな下げからスタートしましたが、最終的には大きな上昇を継続中です。過去3ヶ月と比較してみても、出来高は多くなっており、きちんと出来高を伴った上昇であることがわかります。

【2020年11月23日週】米国株セクター分析で金融・エネルギーセクターあたりに着目しており、月曜日の押し目で入ろうと思ったのですが、100日移動平均線にタッチするまで待ってしまった結果、買うことができませんでした。

逆張り投資ばかりやっているので、順張りで波に乗るのがヘタクソだなと我ながら思いました(汗)

まとめ

セクターごとに動きが異なっていたため、セクター分析をしていて面白い週でした。

多くのセクターで出来高は標準的な水準でしたし、特に過熱感があるというわけでもなさそうです。個人的には先週同様に、セクターローテーションでこれまでパッとしなかった金融とエネルギーセクターが上昇していくのか注目しています。

金融とエネルギーセクターは短期で資金投入をしようかなと検討中です。

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