【2020年11月9日週】米国株セクター分析

米国セクター分析2020年11月9日週米国株セクター分析

私自身のポートフォリオは先週から今週で更に含み益を増やしましたが、今週はセクターの勝ち負けがはっきり出た週になりました。ちなみにわたしの米国株は先週の含み益40万円から60万円に増えました。

米国を始めとしたコロナ感染者数はとどまることを知らず、どんどん新規感染者数が増えています。これから寒くなると更に増えていく可能性もあり、コロナワクチンの発表があったものの供給体制が整うのには時間もかかるでしょうから、株価にマイナス影響を与えるかもしれませんね。

それではさっそく米国株セクター分析をしていきます。

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米国株セクター分析結果

米国株セクター概要

finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します(2020年11月14日調べ)。

先週に引き続き、上昇したセクターが多いですが、マイクロソフト、アドビ、フェイスブック、アマゾン、ペイパルあたりは下げが大きいですね。

セクターETF毎のチャート分析

日々の値動きを把握するために、Trading Viewを用いてチャートをチェックします。

セクター分析に用いるETF一覧

微妙にfinviz.comのセクター分類と異なる銘柄が存在しています。例えば、ビザとマスターカードが金融ではなく、情報技術に分類されていたり、一般消費財セクターにTSLAが入っていたり(2020年11月7日現在ではS&P500にTSLAは入っていないので当然ですが)。

セクターETF主要構成企業(上位3位+私が気になった銘柄)
情報技術VGTAAPL、MSFT、V、MA、NVDA、PYPL、ADBE
一般消費財VCRAMZN、HD、TSLA、MCD、NKE
ヘルスケアVHTJNJ、UNH、PFE
生活必需品VDCPG、KO、PEP、WMT、PM
素材VAWLIN、APD、NEM
公益VPUNEE、D、DUK
資本財VISUNP、HON、UPS
通信VOXFB、GOOG、GOOGL、VZ
不動産IYRAMT、PLD、CCI
金融VFHJPM、BRK-B、BAC
エネルギーVDEXOM、CVX、COP
※ETFはバンガード社(不動産のみステート・ストリート社)、リンク先はブルームバーグ

セクター分析結果

以下のチャートは全て「日足チャート」です。チャートに100日移動平均線、出来高を重ねています。また、テクニカル指標としてMACDとRSIも合わせて表示。

VOO(S&P500)

今週も月曜に上昇。一時的に激上げしていましたが、利益確定売りで下がりました。火曜日以降はほぼ横ばいでした。出来高は先週よりも少ないかったです。

11月13日の終値は329.01ドルと、10月12日の終値323.72ドル、9月2日の終値328.74の両方を超えて、S&P500史上最高値を更新しました。

VGT(情報技術)

S&P500と同じ動きでしたが、月曜日、火曜日と下落してスタートしています。また、9月と10月の高値水準には到達していません。MCAD、RSIの形も同じですが、S&P500ほどの過熱感は見られないです。

VCR(一般消費財)

VGTとほとんど同じ動きです。先の2銘柄と比べると過熱感はありません。

VHT(ヘルスケア)

ワクチンに反応して月曜日に大きく上げましたが、終値は大きく戻しています。VHTを買い増すか迷っていましたが、飲み会で泥酔していたことと、ゴールドが下落していたおかげで意識が金に行っていたことで高値つかみせずに済みました(笑)

そんなことはさておき、火曜日以降は上下を繰り返している感じですが、過去最高値水準で安定しています。押し目が来てくれないかなぁと待ち構えています。

VDC(生活必需品)

他の銘柄同様に月曜日は上げスタートでしたが、引けはマイナス。その後金曜日に史上最高値更新という他の銘柄と異なるチャート形状をしています。

RSIは70をタッチしそうな展開です。こちらも押し目が来れば買い増ししたいところ。

VAW(素材)

月曜日は他の銘柄同様に上昇しましたが、金曜日の引けでは月曜日の終値を割りました。それでも史上最高値水準にはいる状態です。

VPU(公益)

月曜日に上影陰線(上ヒゲが長く実体部分が下方にある陰線)をつけましたが、金曜日終値は上昇で終えました。こちらも直近の高値をつけましたが、まだコロナ前の水準に戻していません。バイデンが勝利したこともありますし、公益セクターは期待できるかもしれません。

ちなみに2005年からのパフォーマンスはVPUはS&P500をアウトパフォームしています。

VIS(資本財)

VOOと同じような動きでした。

VOX(通信)

月曜日、火曜日と下げた後に金曜日の引けでは高値を更新。フェイズブックとネットフリックスが6%前後下げたことが足を引っ張った形になりました。一方でディズニーなどのリア充銘柄の上昇が顕著な一週間でした。

IYR(不動産)

公益と同じような動きになりました。コロナの影響で大きく株価が下がったまま戻っていないセクターの一つです。伸び代があるとも言えるかもしれませんが、アフターコロナの世界で不動産の価値がどうなるのか気になるところです。

VFH(金融)

今週最も強い上昇でスタートしたのが金融セクターです。米国債券利回りが上昇したことで銀行株に大きく買いが入りました。個人的な話になりますが、塩漬けになっていた金融セクターETFのXLFを月曜日の高値圏で売り抜けられたのはラッキーでした。

VDE(エネルギー)

エネルギーセクターも金融セクター同様にコロナで大きく下げていたこともあり、ワクチンのニュースで大きく上げました。それでもまだまだコロナ前どころか8月水準にも戻っていません。

バイデンが勝利したこともあり、エネルギーセクターへの投資は怖くてできません(元々、買うつもりもありませんでしたが)。

まとめ

2回目のセクター分析記事になりましたが、もっと改善の余地がありそうな気がしています(汗)

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