大統領選の前の不安な相場で10月末は大きく下落していましたが、11月の相場は強かったですね。
10月の下落を全て取り返し、非常に大きく上げました。10月末の下落時に投資できた人はおめでとうございます!わたしは10月末は怖くて投資できませんでしたが、11月頭に投資して利益を得ることができました。
それではさっそく2020年11月の米国株セクター分析をしていきます。
米国主要指数パフォーマンス
冒頭のコメントの通り、各指数とも大きく上昇しました。
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|
S&P500指数 | 3,270.00 | 3,621.60 | 110.8% |
ナスダック100指数 | 11,052.95 | 12,268.32 | 111.0% |
ダウ平均株価 | 26,501.60 | 29,638.65 | 111.8% |
S&P500指数とダウ平均株価の終値は史上最高値を更新しています。
米国株セクター分析結果
S&P500Mapで概要を把握する
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの2020年11月の値動きを振り返っていきます。
米国株セクター概要
以下の画像は12月2日に出力したため、11月頭から1ヶ月のものになっていますが、ほとんどのセクターで上昇が見られます。唯一元気がないのは公益セクターでした。
セクターETFの騰落率サマリ
セクター分析に用いるETF一覧
微妙にfinviz.comのセクター分類と異なる銘柄が存在しています。例えば、ビザとマスターカードが金融ではなく、情報技術に分類されていたり、一般消費財セクターにTSLAが入っていたり(2020年11月7日現在ではS&P500にTSLAは入っていないので当然ですが)。
セクター | ETF | 主要構成企業(上位3位+私が気になった銘柄) |
---|---|---|
情報技術 | VGT | AAPL、MSFT、V、MA、NVDA、PYPL、ADBE |
一般消費財 | VCR | AMZN、HD、TSLA、MCD、NKE |
ヘルスケア | VHT | JNJ、UNH、PFE |
生活必需品 | VDC | PG、KO、PEP、WMT、PM |
素材 | VAW | LIN、APD、NEM |
公益 | VPU | NEE、D、DUK |
資本財 | VIS | UNP、HON、UPS |
通信 | VOX | FB、GOOG、GOOGL、VZ |
不動産 | IYR | AMT、PLD、CCI |
金融 | VFH | JPM、BRK-B、BAC |
エネルギー | VDE | XOM、CVX、COP |
【月間】セクターETFの株価(終値)と騰落率
各セクターETFの株価(終値)と騰落率は以下のとおりです。
セクター | ETF | 20年10月終値 | 20年11月終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|
情報技術 | VGT | 297.99 | 335.33 | 112.5% |
一般消費財 | VCR | 229.12 | 261.48 | 114.1% |
ヘルスケア | VHT | 198.15 | 215.66 | 108.8% |
生活必需品 | VDC | 159.52 | 172.13 | 107.9% |
素材 | VAW | 135.07 | 152.22 | 112.7% |
公益 | VPU | 135.41 | 137.34 | 101.4% |
資本財 | VIS | 143.19 | 167.29 | 116.8% |
通信 | VOX | 102.64 | 115.26 | 112.3% |
不動産 | IYR | 77.51 | 84.16 | 108.6% |
金融 | VFH | 58.94 | 68.59 | 116.4% |
エネルギー | VDE | 38.91 | 49.82 | 128.0% |
全てのセクターが上昇しましたが、公益セクターは上昇幅が少なかったです。
【年初来】セクターETFの株価(終値)と騰落率
年初来からの騰落率順で表にしてみました。
セクター | ETF | 20年1月2日終値 | 20年11月30日終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|
一般消費財 | VCR | 191.73 | 261.48 | 136.4% |
情報技術 | VGT | 249.34 | 335.33 | 134.5% |
通信 | VOX | 95.02 | 115.26 | 121.3% |
素材 | VAW | 132.75 | 152.22 | 114.7% |
ヘルスケア | VHT | 192.07 | 215.66 | 112.3% |
S&P500 | VOO | 298.42 | 332.64 | 111.5% |
生活必需品 | VDC | 159.87 | 172.13 | 107.7% |
資本財 | VIS | 156.4 | 167.29 | 107.0% |
公益 | VPU | 141.12 | 137.34 | 97.3% |
不動産 | IYR | 92.05 | 84.16 | 91.4% |
金融 | VFH | 76.93 | 68.59 | 89.2% |
エネルギー | VDE | 82.19 | 49.82 | 60.6% |
S&P500を上回ったのは5セクターでしたが、特にGAFAMを含む、情報技術、一般消費財、通信の上げは大きいですね。更に一般消費財は6倍以上に上昇したテスラが含まれていることも影響しています。
一方、その他の6セクターはS&P500を下回り、その中でも年初来を下回っているセクターが4セクターもあります。
公益は11月9日のコロナワクチン発表後に年初来高値を更新しましたが、その後下げてしまいました。
11月にエネルギーは28%も上げていますが、年初来で見ると60%とホルダーには非常に厳しい状況が続いています。
まとめ
今回始めて月間の米国セクター振り返りをしてみました。
年初来や月間での視点で振り返ることは、各セクターのトレンドを見る上では重要ですね。私自身の相場観を養うためにも、しばらく続けてみようとおもいます。
【米国株】セクターETFの11種まとめを読んで米国株セクターの理解を深めよう!
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