2020年も残すところあとわずか。2021年に向けた投資方針を考えていきます。
わたしは毎月12.3万円を投資信託で積立投資しています!
エリア | ファンド名 | 金額 |
---|---|---|
全世界 | eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本) | 60,000円 |
米国 | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | 58,000円 |
日本 | ニッセイ日経225インデックスファンド | 5,000円 |
本記事では2021年以降のトレンドとして新興国株式が盛り上がるのではないかと各種情報から思っていた矢先、じっちゃまの記事「好景気ドル安時代到来!マネーは新興国株に!米株はどう動く?2021年10大予想」を読んで強く思うようになりました。
そこでわたしの投資信託の新興国株式比率を高めるべきかどうかの思考プロセスを公開します。
新興国株式の比率を高める必要性について
新興国の成長性
以前の記事で以下のような記載をしました。
中国やインド、もしくはアフリカやアジアなどの新興国の成長が著しいというシナリオです。今後も人口増加が続く見込みですし、資源も保有している国であれば可能性はありますよね。
米国、日本、全世界、先進国の投資信託を全部買う意味ある?
しかし、経済成長=株価上昇が完全にリンクしていないのが新興国市場です。
新興国株式ETFのVWOの過去15年のチャートを見てください。
高値と下値を切り上げながら少しずつ上昇していますが、上下動が激しくボラタリティが高いことがわかります
個人的に以外だったのはこの検証期間でS&P500が新興国株式をアウトパフォームしたのが、2015年以降だった点です。新興国株式はタイミングを見計らって投資できれば爆発力がありそうです。
為替の影響
前述のじっちゃまの記事には以下のような記載があります。
米国の投資家はドル安が予想される局面では海外投資に積極的になります。中でも新興国への投資は一番振幅が激しいことで知られており、ニュー・マネーが新興国株式に向かうシナリオが予想されます。
好景気ドル安時代到来!マネーは新興国株に!米株はどう動く?2021年10大予想
経済素人の私にはなぜなのか理由がわかっていませんでしたが、以下の記事を読むことで理解できました。
新興国株式の比率をどこまで引き上げるか
現在の投資比率を確認する
わたしはeMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本)を通じて新興国株式に投資しています。
IMFはインデックスマザーファンドの略です
IMF | 国 | S&P500 | 日経225 | オルカン (除く日本) | 比率 |
---|---|---|---|---|---|
外国株式 | アメリカ | 100% | 57.4% | 75.1% | |
イギリス | 5.3% | 2.6% | |||
その他 | 24.6% | 12.0% | |||
新興国株式 | ケイマン諸島 | 2.1% | 1.0% | ||
韓国 | 1.5% | 0.7% | |||
台湾 | 1.4% | 0.7% | |||
中国 | 1.3% | 0.6% | |||
インド | 1.1% | 0.5% | |||
ブラジル | 0.9% | 0.4% | |||
南アフリカ | 0.8% | 0.4% | |||
その他 | 3.6% | 1.7% | |||
日本株式 | 日本 | 100% | 0.0% | 4.1% | |
– | – | ¥58,000 | ¥5,000 | ¥60,000 | ¥123,000 |
現在の新興国株式への投資比率は6.2%です。
変更後の新興国株式比率をイメージする
世界中のマネーが新興国株式に流れてくるとはいえ、過去のチャートを見る限りでは資金が引いていくのも早いです。値動きが激しい資産を投資の中心に据えるのはリスクが高いと判断しました。
米国株式の比率を保ちたいと考える理由は、一時的に米国株式が新興国株にアンダーパフォームしてしまっても、また返り咲いてくれるという期待感からくるものです。よって、米国株式を投資の軸に据えたいと考えています。
最後の日本株式に投資するのは愛国心的な要素が多少あるような気がしています。もし、日本の景気が良くなった場合は、所得増によって恩恵を得ることができるはず。とはいえ、そんな時に恩恵が全く得られないのは負けた気がするため日本にも投資する感じです。
リバランスした結果
スプレッドシート上で比率をいじってシミュレーションした結果です。
IMF | 国 | S&P500 | 日経225 | オルカン (除く日本) | 新興国 | 仮想ファンド |
---|---|---|---|---|---|---|
外国株式 | アメリカ | 100% | 57.4% | 70.2% | ||
イギリス | 5.3% | 1.9% | ||||
その他 | 24.6% | 9.0% | ||||
新興国株式 | ケイマン諸島 | 2.1% | 16.8% | 2.5% | ||
韓国 | 1.5% | 12.1% | 1.8% | |||
台湾 | 1.4% | 11.2% | 1.7% | |||
中国 | 1.3% | 10.2% | 1.5% | |||
インド | 1.1% | 8.8% | 1.3% | |||
ブラジル | 0.9% | 6.9% | 1.0% | |||
南アフリカ | 0.8% | 6.0% | 0.9% | |||
その他 | 3.6% | 28.1% | 4.2% | |||
日本株式 | 日本 | 100% | 0.0% | 4.1% | ||
– | – | ¥60,500 | ¥5,000 | ¥45,000 | ¥12,500 | ¥123,000 |
S&P500は2500円増、オルカン(除く日本は)は15,000円減、新興国は12,500円増としました。
その結果、新興国などの比率は以下のようになりました。
国分類 | 現在 | 変更後 |
---|---|---|
米国 | 75.1% | 70.2% |
日本 | 4.1% | 4.1% |
その他 | 14.6% | 11.0% |
新興国 | 6.2% | 14.8% |
まとめ
決めたら即実行!ということで、さっそく積立設定を変更しました。
積立金額を15万円くらいに増やそうと思いましたが、ひとまずは現状維持にしておきました。
投資信託の積立設定は以下のような変遷をたどっています
設定月 | 米国 | 日本 | その他 | 投資額 |
---|---|---|---|---|
2020年2月〜 | 63.8% | 21.5% | 14.7% | 75,000円 |
2020年9月〜 | 64.0% | 28.1% | 7.9% | 75,000円 |
2020年10月〜 | 74.0% | 21.2% | 4.8% | 123,000円 |
2020年11月〜 | 75.1% | 4.1% | 20.8% | 123,000円 |
2021年1月〜 | 70.2% | 4.1% | 25.7% | 123,000円 |
なんやかんやで高頻度で設定を変えていますが、柔軟性があるとプラスに捉えようと思います(笑)
キッカケは外部からの情報ですが、それを自身の頭で考えて、納得行く変更ができました。みなさんも周りの情報に振り回されるのではなく、ぜひ自身の頭で考えてみてください。
みなさんの投資の一助になれば幸いです
コメント