今週は主要3指数(S&P500指数・ナスダック100指数・ダウ)は下げました。先週は過去最高値を金曜日に更新していましたし、一服といった感じだったかもしれません。
14日に消費者物価指数(CPI)の発表があり、市場予想を上回りました。しかし、景気回復→テーパリング→金利上昇→株価下落といった動きは最近しなくなってきました。
一時的な上昇で今後下がっていく見込みであることなどが要因としてあるようです。
市場予想では7月をピークに下がっていく見込みのようです、日経新聞の後藤さんのツイートはいつも情報が早く助かります
引き続き、8月末のジャクソンホール会議まで慎重な姿勢を崩さずにいきます(相場から降りたりはしませんが、キャッシュポジションはいつもより多めにする)。ちなみに、じっちゃまこと広瀬隆雄さんは、以前ほどジャクソンホール会議でテーパリングが発表される可能性は下がったのではないかと言われており、9月くらいまでは上昇トレンドは続くのではないかとのことでした(1ヶ月ほど下落タイミングが後ろにずれた)。
それではさっそく米国市場を振り返っていきます。
各種指数・指標の振り返り
セクター分析をする前に全体感を把握していきましょう。
米国主要指数パフォーマンス
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
S&P500指数 | 4,369.54 | 4,327.15 | 99.0% | 116.9% |
ナスダック100指数 | 14,826.09 | 14,681.38 | 99.0% | 115.7% |
ダウ平均株価 | 34,870.17 | 34,687.86 | 99.5% | 114.8% |
ラッセル2000指数 | 2,280.00 | 2,163.24 | 94.9% | 111.2% |
4指数とも下落しましたが、先週に引き続きラッセル2000の下げがすごいです。炭鉱のカナリアと呼ばれていますし、他指数も来週以降下がる展開になるかも?
その他関連指標
指標 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 110.11 | 110.02 | 99.9% | 106.7% |
米国債10年利回り | 1.363 | 1.294 | 94.9% | 141.7% |
金価格(XAUUSD) | 1,808.47 | 1,812.26 | 100.2% | 93.3% |
WTI原油価格 | 74.67 | 71.43 | 95.7% | 150.9% |
ビットコイン | 33,824.26 | 31,868.68 | 94.2% | 108.3% |
今週は米国債10年利回りがCPI後に大きく下げました。まだテーパリングは先だという市場の考えが反映された形に。
次に原油も大きく下げています。こちらはサウジとUAEが歩み寄りとの報道が出たことで14日から下落。
最後にビットコイン、ここ最近ずっとパッとしないですね。わたしは毎日100円ずつ投資は継続中です。
米国株セクター分析結果
セクター分析にはステート・ストリート社のXL●を用いています。
ただし、S&P500ETFは経費率が低いVOOを用いています(中身が同じなため)。
米国株セクターETFの騰落率
セクターETFの株価(終値)と騰落率
セクター | ETF | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|
情報技術 | XLK | 149.86 | 151.20 | 100.9% | 118.2% |
一般消費財 | XLY | 181.14 | 182.49 | 100.7% | 114.5% |
ヘルスケア | XLV | 128.29 | 128.71 | 100.3% | 114.0% |
生活必需品 | XLP | 69.93 | 70.15 | 100.3% | 105.1% |
素材 | XLB | 82.88 | 82.98 | 100.1% | 115.7% |
公益 | XLU | 64.02 | 64.60 | 100.9% | 105.7% |
資本財 | XLI | 103.29 | 103.49 | 100.2% | 119.8% |
通信 | XLC | 82.14 | 81.64 | 99.4% | 122.8% |
不動産 | XLRE | 44.72 | 45.91 | 102.7% | 129.8% |
金融 | XLF | 36.94 | 36.71 | 99.4% | 126.2% |
エネルギー | XLE | 54.69 | 52.85 | 96.6% | 139.2% |
S&P500 | VOO | 398.75 | 400.37 | 100.4% | 118.1% |
セクターETFの株価(終値)の年初来騰落率
エネルギーセクターが1週間で8%も下げたこともあり、1位:不動産、2位:エネルギーと順位が入れ替わりました、3位金融は変わらず。
下位争いは変わらず、2弱セクター(汗)
でも、今後のセクターローテーションを考えると今が仕込み時の可能性も?
主要銘柄の今週の騰落率
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します。
半導体、銀行、一般消費財、エネルギーあたりが焼けていますがソフトウェア関連企業はプラスになっています。銀行は金利低下によってここ最近下落トレンドですが、もっと金利が下がる局面で仕込んでおきたいところです。
ろじゃじろうのS&P500は買い時!?
長期投資で毎月定期的に積立することをおすすめしますが(わたし自身もそうしている)、あえて短期的に数%のパフォーマンスにこだわって買うタイミングを見計らうとした場合にどこで買うのかを考えるコーナーです。
最悪、外しても長期投資なら誤差だよねって、自分への言い訳もできる(笑)
一時的な調整だと見ていますが、週明けの動きに注目したいところです。
黄色のサポートラインを割るようであれば、下記に記載のタイミングで購入することを検討してみてください。
タイミングを見計らって投資するのであれば、上記のようなポイントがサポートラインとして機能するかどうかを見ながらトレードしていくと、大きな失敗はしないのではないかと思います。
株式の比率が少し下がってきたので、来週はVOOを少しだけ買い増し検討しようかな
米国市場サマリを書き終えて(あとがき)
今週の投信積立おじさんはシルバーと農業商品ETFを買い増ししました。
秋ごろに下げが来るかなと思っているので、キャッシュ多めで運用中ですが、毎月の投資額の大半は投資信託の積立になりますので、上がろうが下がろうが毎月同じ金額を買い続いている感じです。
タイミングを見計らって買うのは全体の1〜2割程度です(しかも1ヶ月の中でタイミングを見計らっているだけ)。
今後、下落があっても相場から降りずに、長期投資をしていきます
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この記事を読んでいる方には必要ないと思いますが、これからネット証券の口座開設する人向けのページを作成しました。
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投資資金の足しになるくらいまで育てていきます(笑)非常に競合の多いカテゴリーですが、本業の知見をフル活用して、検索エンジン上位を狙っていきます!(やっと検索エンジンで毎日検索結果に出るようになりましたが、検索KWとページの適合度が低いので2週間後くらいに見直ししなければ。)
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