【2020年11月2日週】米国株セクター分析

米国株セクター分析2020年11月2日週米国株セクター分析

今週から米国株のセクター分析をやってみようと思います。自分自身の成長のためや相場観を掴むためにスタートするため足りない要素や間違いなどあるかもしれませんが、生易しく見守ってください(笑)もし、間違いやリクエストがあればTwitterからリクエストください。

さて、今週は米国株を持っていた人は含み益が増えた嬉しい一週間だったのではないでしょうか?わたしも先週末時点では含み益から含み損に行ってしまいそうでしたが、ガチホしていたら含み益が40万円まで増えました。

大統領選は開票直後はトランプ有利と言われていましたが、バイデン勝利しそうな状況です。ただ、上院は共和党が過半数を取るのではないかということで、大きな議案を通すことは難しくねじれ議会によって現在と大きく変わらないことが好感されたようです。

スポンサーリンク

米国株セクター分析結果

米国株セクター概要

finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します(2020年11月7日調べ)。

なかなか目にすることがないレベルの大草原でした。

GAFAMは10%前後の伸びを見せています。わたしもVOOやQQQなどを通じて月曜日と火曜日の2日間合計で100万円弱購入しましたが、もっと強気に買えばよかったです。チキン投資家っぷりを発揮してしまいました。

セクターETF毎のチャート分析

日々の値動きを把握するために、Trading Viewを用いてチャートをチェックします。

セクター分析に用いるETF一覧

微妙にfinviz.comのセクター分類と異なる銘柄が存在しています。例えば、ビザとマスターカードが金融ではなく、情報技術に分類されていたり、一般消費財セクターにTSLAが入っていたり(2020年11月7日現在ではS&P500にTSLAは入っていないので当然ですが)。

セクターETF主要構成企業(上位3位+私が気になった銘柄)
金融VFHJPM、BRK-B、BAC
情報技術VGTAAPL、MSFT、V、MA、NVDA、PYPL、ADBE
エネルギーVDEXOM、CVX、COP
不動産IYRAMT、PLD、CCI
一般消費財VCRAMZN、HD、TSLA、MCD、NKE
素材VAWLIN、APD、NEM
資本財VISUNP、HON、UPS
生活必需品VDCPG、KO、PEP、WMT、PM
公益VPUNEE、D、DUK
ヘルスケアVHTJNJ、UNH、PFE
通信VOXFB、GOOG、GOOGL、VZ
※ETFはバンガード社(不動産のみステート・ストリート社)、リンク先はブルームバーグ

セクター分析結果

以下のチャートは全て「日足チャート」です。チャートに100日移動平均線、出来高を重ねています。また、テクニカル指標としてMACDとRSIも合わせて表示。

VOO(S&P500)

月曜日11月2日から上昇に転じました。翌日の3日には100日移動平均線をブレイクしました。その後金曜日まで上げ続けました。5日にはMACDがクロスして上昇サイン、4日にはRSIが50を突破し上昇サイン。

10月12日の終値323.72ドルを超えてくるか注目です。

テクニカル的にはこれから購入してもよさそうな感じなので、来週もチマチマ買おうかなと言う感じです。

VGT(情報技術)

VOOとほとんど同じ動きです。

VCR(一般消費財)

11月6日に0.56%下落した点は気になるところですが、VOOとほとんど同じ動き。

VHT(ヘルスケア)

他の銘柄と比べると11月4日の上昇が非常に大きく、過去最高値を更新しています。翌日も上げましたが金曜日は戻しました。11月3日の出来高は最近の4倍近くあり、強い上げになるかと思いましたが、金曜日の出来高は通常レベルまで下がりました。

この上昇はワクチン承認の期待上げなのか、バイデン勝利を織り込んだ上げなのか。いずれにしても10月の下落局面でVHTへの投資を着々と進めていたわたしにとっては嬉しい動きでした。

VDC(生活必需品)

VDCもVOOと似たような動きでした。

VAW(素材)

上昇している事自体は他の銘柄と変わりませんが、10月29日から上昇し始めていました。銅は経済の先行指標という話もありますし、数日早く動き出していたのかもしれません。もしそうなのであれば、VAWの動きをウォッチするのは意味があるかもしれませんね。

これについては別の記事で検証してみたいとおもいます。

VPU(公益)

11月2日、3日と上昇に転じた点は同じでしたが、その後下落。そして、MACDはまだ上昇サインは見えません。バイデンが勝つと公益セクターは伸びるみたいな話もありますし、ここから上昇トレンドに入る可能性はあります。

VIS(資本財)

VISはVOOとほとんど同じ傾向でした。

VOX(通信)

VOXも動きはVOO同様ですが、上昇幅が8%程度と大きかったです。こちらの銘柄も過去最高値水準を超えました。コロナは第三波に突入中で1日の感染者数も12万人と過去最高を更新中ということもありますし、引き続き通信・コミュニケーションセクターは有力かもしれません。

IYR(不動産)

IYRもVOOと同じような傾向でした。

VFH(金融)

VFHも上昇していることは同様ですが、10月29日から上昇しています。11月4日のローソク足が十字線と上昇サインが出ました。11月5日は上昇しましたが、11月6日は調整下げでしょうか?

VDE(エネルギー)

VDEはこれまでのセクターと全く動きが違いますね。MACDは早い移動平均線が上に突き抜けましたが、RSIは50を超えておらず上昇トレンドサインは出ていません。

他の銘柄は8月の水準に戻っていたり、超えていたりしていますが、VDEだけは下落トレンドは変わっていません。そして唯一100日移動平均を下回っています。エネルギーセクターはやはり厳しいのでしょうか。

まとめ

はじめてセクター分析をしたため至らない点も多々あるかと思いますがいかがでしたか?

分析はマクロからミクロにブレイクダウンしていくのが基本です。これを米国株投資に当てはめるなら、S&P500>セクター>個別株の順で分析するという感じになります。

まあ、わたしは現時点では個別株投資をしていませんが、これを繰り返していきながらファンダメンタル分析を身につけることができれば、勝率を高められるんじゃないかと思います(流石に仕事をしながら、ガッツリ個別株の分析は時間的に厳しいですが、老後の趣味にできたらボケ防止によさそうw)

みなさんの投資の一助になれば幸いです。

コメント