今週は各種指数は全て上げましたが、セクターによって動きが異なりました。
わたしのポートフォリオの含み益は過去最高記録を更新しました。
今週はワクチン承認後の最初の市場でしたが、特に大きな動きは見られませんでした。やはり、織り込み済みでしたね。
想定内ってやつですね
それではさっそく米国株セクター分析をしていきます。
米国主要指数パフォーマンス
今週は4指数とも上昇しましたが、激しい上昇ではありませんでした。(2020年12月19日調べ)
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 騰落率 |
---|---|---|---|
S&P500指数 | 3,663.47 | 3,709.42 | 101.3% |
ナスダック100指数 | 12,375.41 | 12,738.18 | 102.9% |
ダウ平均株価 | 30,046.38 | 30,179.06 | 100.4% |
ラッセル2000指数 | 1,911.70 | 1,969.99 | 103.0% |
【2020年12月7日週】米国株セクター分析で書いたように、やはりワクチン承認は織り込み済みだったようです。来週の話題はS&P500にテスラが月曜日に組み込まれることです。21日(月)にありますので、どのような相場の動きをするのか楽しみです。
また、今回からは中型・小型株の値動きも把握するために、ラッセル2000指数の動きも記載することにしました。この指数は炭鉱のカナリアと呼ばれており、相場が下落する際の先行指標として用いられます。
大型株にしか投資しない人にとっても、ウォッチしておいて損はありません。
少しずつカスタマイズして役立つようにしていきます!
米国株セクター分析結果
米国株セクター概要
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します(2020年12月19日調べ)。
今週は多くのセクターで上昇しましたが、エネルギーセクターは弱い週になりました。
来週からはこのマップにテスラがアマゾンの下か右に入ってきます
米国株セクターETF毎の騰落率サマリ
セクター分析に用いるETF一覧
微妙にfinviz.comのセクター分類と異なる銘柄が存在しています。例えば、ビザとマスターカードが金融ではなく、情報技術に分類されていたり、一般消費財セクターにTSLAが入っていたり(2020年12月19日現在ではS&P500にTSLAは入っていないので当然ですが)。
セクター | ETF | 主要構成企業(上位3位+私が気になった銘柄) |
---|---|---|
情報技術 | VGT | AAPL、MSFT、V、MA、NVDA、PYPL、ADBE |
一般消費財 | VCR | AMZN、HD、TSLA、MCD、NKE |
ヘルスケア | VHT | JNJ、UNH、PFE |
生活必需品 | VDC | PG、KO、PEP、WMT、PM |
素材 | VAW | LIN、APD、NEM |
公益 | VPU | NEE、D、DUK |
資本財 | VIS | UNP、HON、UPS |
通信 | VOX | FB、GOOG、GOOGL、VZ |
不動産 | IYR | AMT、PLD、CCI |
金融 | VFH | JPM、BRK-B、BAC |
エネルギー | VDE | XOM、CVX、COP |
セクターETFの株価(終値)と騰落率
各セクターETFの株価(終値)と騰落率は以下のとおりです。
先週比:S&P500指数と先週終値を上回ったセクターは緑色、下回ったセクターは赤色で表示
年初来:S&P500指数と年初終値を上回ったセクターは緑色、下回ったセクターは赤色で表示
セクター | ETF | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|
情報技術 | VGT | 337.93 | 349.06 | 103.3% | 140.0% |
一般消費財 | VCR | 263.26 | 272.55 | 103.5% | 142.2% |
ヘルスケア | VHT | 220.52 | 223.13 | 101.2% | 116.2% |
生活必需品 | VDC | 173.63 | 173.26 | 99.8% | 108.4% |
素材 | VAW | 153.79 | 155.74 | 101.3% | 117.3% |
公益 | VPU | 136.13 | 134.88 | 99.1% | 95.6% |
資本財 | VIS | 169.38 | 169.37 | 100.0% | 108.3% |
通信 | VOX | 119.35 | 119.11 | 99.8% | 125.4% |
不動産 | IYR | 84.05 | 84.08 | 100.0% | 91.3% |
金融 | VFH | 70.65 | 70.33 | 99.5% | 91.4% |
エネルギー | VDE | 55.95 | 53.06 | 94.8% | 64.6% |
S&P500 | VOO | 336.55 | 340.64 | 101.2% | 114.1% |
セクターETF毎のチャート分析
日々の値動きを把握するために、Trading Viewを用いてチャートをチェックします。
以下のチャートは全て「日足チャート」です。チャートに100日移動平均線、出来高を重ねています。また、テクニカル指標としてMACDとRSIも合わせて表示。
VOO(S&P500)
金曜日はGAFAMなど時価総額の高い銘柄の出来高が多かったですが、価格は大きくは下げませんでした。21日(月)にテスラがS&P500に組み込まれる影響かな?
VGT(情報技術)
ワクチン承認や金利上昇の影響は関係なく力強く上げた週でした
VCR(一般消費財)
金曜日のテスラの出来高が爆裂していましたが、終了10分前に出来高が集中したため、対応できなかったのかも?
VHT(ヘルスケア)
ワクチン承認&接種開始しましたが、特に大きな変化はなしでした
VDC(生活必需品)
出来高は少ない週でした、ずっと横ばいでつまらないです
VAW(素材)
この1ヶ月位出来高も少なく、大きな動きがありません
VPU(公益)
引き続き、公益セクターは下落トレンドから抜けられていません
VIS(資本財)
資本財セクターも1ヶ月ほど横ばいが続きます
VOX(通信)
テスラの影響でGoogle、Facebookがパッとしないのかもしれません。来週火曜日以降に注目です。
IYR(不動産)
金曜日終値ラインを下回ると、82ドルくらいまで下落しそう
VFH(金融)
金利が上昇する点は読みどおりでしたが、株価は微減するのは予想に反しました
VDE(エネルギー)
ワクチン承認・接種開始されるも株価は下落しました。チャート的には下げそうな気がしますので、もう少し下げたら買ってみようかな?
まとめ
今週はセクターによって動きが異なりました。
ワクチンは織り込み済みだったということで、下落トレンドのセクターの動きは変わりませんでした。来週月曜日はS&P500にテスラが組み込まれますし、大型株を中心に大きな出来高になるはずです。
なかなかこの規模の銘柄が加わることは体験できませんし、相場の動きに注目しようと思います。
【米国株】セクターETFの11種まとめを読んで米国株セクターの理解を深めよう!
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