前回の記事「手取り年収800万円・5人家族の適切な支出と貯蓄のバランスは?」が思っていたよりも閲覧していただけましたので、コーナーを継続していきます!
今回もマネーフォワードさんが運営するMONEY PLUSで取り上げられていた相談にわたしが勝手に答えていきますが、前回よりも難易度が高い相談内容となっています。
年収550万円・40代男性からの相談
これから結婚を考えていますが、年収550万円ほどで、貯金は100万円もありません。月収は手取り25万前後です。これから、子育て・老後などを考えると憂鬱です。絶対に共働きでなければ無理だと考えています。そこで、共働き前提で、今後の貯蓄やお金の育て方について教えてください。
(40代前半 独身 男性)
年収550万、共働き前提で子育て&老後資金を貯めたい
40代前半で貯金が100万にも満たないとのことで、非常にお金にルーズな方である想定されます。これは本コーナー2回目にしてなかなかの難問が来ました(笑)
適切な支出と貯蓄バランスを試算する
以下のサイトでざっくりと試算してみました
自分で描く未来予想図ライフプランシミュレーション(外部サイト)
こどもを1人つくる場合
赤線:貯蓄額、オレンジ線:収入、青点線:支出
婚姻予定の方の年収も合計していることから、今回の試算上は資産が尽きることはないようです(もし、相手の方が結婚後は専業主婦になりたい!という方だった場合は破綻してしまいます)。
しかし、相談者の貯蓄状況を踏まえると、上記シミュレーションよりも支出が多いことが推測できますので、支出を見直しする必要があります。
まずは住宅費、携帯電話、保険などの毎月発生する固定費から見直しを検討してみてください。住宅費は結婚されることで、今まで二人でそれぞれ払っていた住居費の合計よりは抑えられるのではないかと思います。また、携帯電話は格安SIMに切り替えるなどしてみてください。
また、具体的な支出の情報がないですが、交際費が多いことが予想されますので、友達付き合いや趣味にかけるお金も見直しが必要です。自身のライフデザインをしっかりと描き、そこを第一に考え、どうすれば収支が合うのかをご自身でも考えてみてください。
目安として手取り年収の1割程度を貯蓄できるように支出を抑えるようにしてください。
また、相談者の方の質問に「お金の育て方」とありますが、小難しいことは考える必要はありません。
全世界株式などの投資信託をつみたてNISA(33,333円/月)とiDeCo(23,000円/月)で満額投資し続けることから始めてみてください。あまり貯蓄が多くないことから、つみたてNISAから始めてみることをおすすめします(急な支出が発生した時にiDeCoだと引き出せなくて困るので)。
これから株式投資をはじめる際には下記の記事を参考にしてみてください。投資初心者の方が証券会社を選ぶ視点で整理しています。
こどもを2人つくる場合
ちなみに2人目のこどもを今から5年後(1人目から2年後)授かった場合は下記のようになります。
この場合はもし退職金がないと厳しい感じになります。
収入を増やすことも検討してみてください。現職で出世することで給与を上げる、もしくは転職などをすることで給与をアップさせるなど。
これが難しい場合は、マイカー購入や住宅購入を見送る必要がありそうです。
あとがき
この方は、結婚という人生の転機によって「このままではまずそうだ」と考えるきっかけを得ることができたのはよかったですね。もっと早くに気がついていればという気がしなくもないですが、後悔しても仕方がないので、今からできることを考えていきましょう!
家計の収支を合わせる上で共働きは今の時代には不可欠な家族のスタイルかもしれません。これを成立させる上では子育てを奥さん任せにしないことが重要です。相談者の方もしっかりと子育てや家事に参加するようにしましょう。
さて、話が少しそれてしまいましたが、本題に戻ります。
貯蓄をする上では家計の見直しが不可欠です。その手順についてご紹介します。
上記の手順を通じて貯蓄が年々増える状態をつくっていく状態をつくりましょう!
支出を見直す上で最初に取り掛かってほしいことは、特に固定費の見直しです。ここで重要なのが支出を家計簿で管理することです。そんな面倒な支出管理を楽にしてくれるのがマネーフォワードMEです。
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