ソニー生命の積立型保険を解約して、投資信託に切り替えました

積立型保険を解約して投資信託に切り替えた資産を守る

10年間加入していたソニー生命の積立型保険を解約しました。

解約した背景は

  • 保険加入時のライフプラン・シミュレーションと乖離が発生(いい意味で)
  • 保険と投資は別々にするべき

という2つの理由になります。

この保険がダメだったというわけではなく、自身にとっての最適解が変わったことが理由になります。

それでは保険に加入から解約後までの話をしていきます。

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積立型保険に加入した背景から解約するに至るまでの過程

積立型保険に加入した理由は?

元々、積立型保険に入った背景は、仕事が忙しすぎてお金だけ貯まっていっていたのですが、銀行口座に入れているだけではもったいない。でも、元本割れする可能性のある株式投資は怖い(むかし、ライブドアショックで退場させられたこともあり)。そこで元本保証の積立型保険に加入しました。

また、子供をつくる予定もあったため、今まで入っていた保険だけでは足りないと考えました。

ちなみに加入していた保険はこんな内容です。

保険種類積立利率変動型終身保険
保証内容2000万円(死亡時)
保険期間終身
払込期間60歳まで
保険料37,960円

積立型保険を解約した理由は?

それから10年。コロナショック前に「これは絶対に株が暴落する!」と確信し、過去に使っていた楽天証券の口座を引っ張り出してきました。その後、リベ大の両学長の動画を視聴し、「保険と投資は別々にしないといけない」ということを知りました。

この10年間で私はある程度の資産を築くことができており、仮に死んでしまったとしても家族が困らない状態はつくれていました。つまり、保険に過剰投資していたということです。

この状態をつくれた大きな理由は以下のとおりです。

  1. 保険加入時の試算よりも収入が大きく増えた(約1.5倍)
  2. 支出は増やしていない(生活水準は維持)
  3. 勤務先の株価の上昇

どう考えても解約したほうがよい」と、頭で理解していたものの、半年以上も解約できませんでした。私自身、持病の関係で保険に加入することができないことがあります。

しかし、株式への入金力を高めるために決断をしました。

家計簿で無駄を確認すると「所得の割に入金力が低い」ことに気が付きました。

そして、入金力を高める上で優先順位の高い削減項目が積立型保険だったのです。

積立型保険の収支はどうだったのか?

保険に加入したのは2010年10月1日だったようで、ちょうど10年間です。

今回解約することになりましたが、積立型保険の収支は以下のようになりました。

支払総額4,512,000円
解約返戻金4,115,982円
差し引き-396,018円

約40万円のマイナスですが、2000万円の生命保険(掛け捨て)に10年間加入できたいたと考えれば、単純に損したというわけでもありません。また、年末調整で還付金が戻ってくるため、実際のマイナス幅は縮小されます(むしろプラスだったかも?)。

あと12年保険を支払い続ければ、解約返戻金が支払総額を上回る予定ですが、解約返戻金をプラスになることを待つよりも、投資信託に投資したほうが早く回収できると判断しました。

実際に楽天証券の積立かんたんシミュレーションを使って試算してみました。

リターンは3%と固めな感じにしましたが(3%が固めな理由は後述)、解約返戻金のマイナス分の40万円を大きく上回ることがわかります。

毎月積立額37,960円
積立期間12年
リターン3%
運用収益1,103,659円

更に解約返戻金の4,115,982円も年利3%で12年間運用した場合は5,868,406円に、つまり運用収益は1,752,424円にもなります。

これを先程の月々の積立金と合計すると、2,856,083円になります。

保険に加入し続けることを株式投資に例えるならば、マイナス40万円を取り戻すために、ナンピン買いしつづけて収支をトントンになるまで頑張るようなものです。

でも元本割れする可能性もあるのでは?」という意見もあるかと思います。

確かに3〜4年で見れば、元本割れすることも起きうると思います。具体的にはドットコムバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどの出来事が発生したときです。しかし、そういった大きな下落を乗り越えて、アメリカの株価は上昇し続けています。

よって、長期投資し続けていれば、大丈夫だろうと考えています。

ちなみにアメリカの株価指数の一つであるS&P500指数に連動する投資信託を1994年1月に一括入金し、2020年9月末まで保有し続けていた場合の1年あたりの平均リターンは9.67%です。

以下にシミュレーション結果を貼っておきます。

色々と書いてきましたが、未来がどうなるのかは誰にもわかりません。

10年前の私との違いは「適切なリスクを取ることができるようになった」ということです。人それぞれリスク許容度は異なりますし、私の選択が絶対だとも思いません。

自分が置かれている状況を踏まえて、適切な判断ができるようにありたいですね。

ソニー生命のサポートセンターとの解約のやり取り

ソニー生命を解約する際にはサポートセンターもしくは担当営業に連絡する必要があります。

私はサポートセンターに連絡をする方法を選びましたが、非常に丁寧な対応で、無理やり解約を阻止するようなこともされませんでした。こういった対応をされると保険に入る際にはソニー生命を人にオススメしたくなりますね。

10年前に保険に加入したときの営業マンの方の対応も良かったです。営業の方が我々夫婦にとって必要な保障と不要な保障を真剣に考えて提案してくれました(6時間くらい話し合いをしました)。そのおかげで我々は納得した上で気持ちよく加入することができました。

さて、話を戻しますが、サポートセンターとのやり取りの流れは以下のとおりです。

  1. サポートセンターに電話
  2. ガイダンスに従って解約を選択
  3. サポートセンターの方から本人確認のための情報を聞かれる
  4. 解約理由を聞かれる
  5. 新規積み立てをストップして、これまでの掛け金で保障を受ける方法もあると提案
    ※全然、ゴリ押し感ナシ(好感度高い)
  6. 解約書類の送付先、解約返戻金の振込先を確認されて終了
  7. 2日後に解約書類が到着、当日に返送
  8. 2営業日後に解約が受領される

もし、周囲に保険を検討している人がいれば、ソニー生命をおすすめすると思います。

解約した後に積み立てを開始した投資信託

元々、積立型保険に支払っていた37,960円/月を投資信託で積立することにしました。

購入する投資信託は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にしました。元々、積立していた資金ですし、長期で老後まで保有し続けられる銘柄を考えるとコレになりました。

また、解約返戻金の約400万円は大統領選によるボラタリティが落ち着くまでは現金で保有しておこうかなと(大幅な下落が発生したら入金しちゃうかもしれませんが・・・)。

まとめ

今回は私の積立型保険を解約する実体験をまとめました。

くれぐれも勘違いしてほしくないのですが、私はすべての人が積立型保険を解約すべきだとは思っていません。ネット上では積立型保険は悪だという風潮がありますが、安心を買うためのお金であるはずなのに、それを投資に回すことで資産の変動が気になって不安になってしまっては本末転倒です。

今回の私の事例が当てはまるのは「ある程度リスク許容度のある人」です。リスク許容度は投資歴や資産状況などによって異なります。

論理的に考えて正しいことが、すべての人にとっての正解とは限りません。ネット上の情報に流されて自分の資産形成の軸がブレないようにしましょう。

みなさんの資産形成の方向性を考える際の一助になれば幸いです。

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