2021年7月5日週の米国市場サマリ

米国市場サマリ2021年7月5日週今週の米国市場サマリ

今週は主要3指数(S&P500指数・ナスダック100指数・ダウ)において、終値における過去最高値を更新しました(金曜日)。先週もS&P500、ナスダック100指数は過去最高を更新していましたが、毎週のように伸び続けています。

6日に米供給管理協会(ISM)が発表した6月非製造業景況指数が60.1と、過去最高となった5月の64から低下&予想も下回ったことで、テーパリングの懸念が後退し、米10年債利回りの低下などにも繋がりました。

米ISM非製造業指数、6月は60.1に鈍化 在庫や雇用縮小

米ISM非製造業指数、6月は60.1に鈍化 在庫や雇用縮小
米供給管理協会(ISM)が6日に発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は60.1と、2月以来の水準に鈍化した。内訳では在庫や雇用が縮小した。
ろじゃじろう
ろじゃじろう

給付金の廃止などをしないと職場復帰しない人は動かなさそうですね(州によっては進められていますが)

過去最高値を更新し続けて、イケイケムードですが、引き続き8月末のジャクソンホール会議まで慎重な姿勢を崩さずに行きたいと思います(相場から降りたりはしませんが、キャッシュポジションはいつもより多めにしておきます)。

それではさっそく米国市場を振り返っていきます。

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各種指数・指標の振り返り

セクター分析をする前に全体感を把握していきましょう。

米国主要指数パフォーマンス

指数先週終値今週終値先週比年初来
S&P500指数4,352.334,369.54100.4%118.1%
ナスダック100指数14,727.6314,826.09100.7%116.8%
ダウ平均株価34,786.3634,870.17100.2%115.4%
ラッセル2000指数2,305.762,280.0098.9%117.2%
各種指数の年初来推移
年初からの株価指数の増減率の推移(RSI、MACDはS&P500)
ろじゃじろう
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ついに年初来で最もパフォーマンスの高かったラッセル2000が陥落、S&P500がトップに君臨!その後をナスダックが狙う展開に。VTIではなく、VOOを定期購入しているわたしとしてはいい展開。

その他関連指標

指標先週終値今週終値先週比年初来
米ドル/円111.01110.1199.2%106.8%
米国債10年利回り1.4311.36395.2%149.3%
金価格(XAUUSD)1,787.451,808.47101.2%93.1%
WTI原油価格75.1074.6799.4%157.7%
ビットコイン33,805.0233,824.26100.1%115.0%
ろじゃじろう
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ドル円が1円下がりました。%で見るとたったの0.8%ですが、米国株投資していると影響は大きいですね。

金利(米国債10年利回り)が先週に引き続き大きく下げました。理由は冒頭に記載したとおりです。

次に原油価格は終わってみればわずかな下げでしたが、週初めから木曜日には最大5%程度まで下がっており、非常に大きな動きの州でした。。

最後にビットコインは横ばいでおわりました。最近、価格上昇につながるようなBTC関連のニュースがないですね。

米国株セクター分析結果

セクター分析にはステート・ストリート社のXL●を用いています。

ただし、S&P500ETFは経費率が低いVOOを用いています(中身が同じなため)。

米国株セクターETFの騰落率

セクターETFの株価(終値)と騰落率

セクターETF先週終値今週終値先週比年初来
情報技術XLK149.86151.20100.9%118.2%
一般消費財XLY181.14182.49100.7%114.5%
ヘルスケアXLV128.29128.71100.3%114.0%
生活必需品XLP69.9370.15100.3%105.1%
素材XLB82.8882.98100.1%115.7%
公益XLU64.0264.60100.9%105.7%
資本財XLI103.29103.49100.2%119.8%
通信XLC82.1481.6499.4%122.8%
不動産XLRE44.7245.91102.7%129.8%
金融XLF36.9436.7199.4%126.2%
エネルギーXLE54.6952.8596.6%139.2%
S&P500VOO398.75400.37100.4%118.1%

セクターETFの株価(終値)の年初来騰落率

セクター別年初来パフォーマンス
ろじゃじろう
ろじゃじろう

1位:エネルギーで変わらずでしたが最も大きく下げました。2位:不動産、3位:金融と入れ替わりました。最下位も公益と生活必需品が再度入れ替わり。下位争いも熾烈を極めています(笑)

そして、ついに情報技術がS&P500のパフォーマンスをわずかに超えました。

主要銘柄の今週の騰落率

finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します。

S&P500Map
ろじゃじろう
ろじゃじろう

S&P500は金融は過去最高値を更新しましたが、金融セクターは金利低下の影響、エネルギーセクターは原油価格の下落の影響で下落しました。

ろじゃじろうのS&P500は買い時!?

長期投資で毎月定期的に積立することをおすすめしますが(わたし自身もそうしている)、あえて短期的に数%のパフォーマンスにこだわって買うタイミングを見計らうとした場合にどこで買うのかを考えるコーナーです。

最悪、外しても長期投資なら誤差だよねって、自分への言い訳もできる(笑)

VOOチャート
  • 木曜日に黄色のサポートラインで反発後、過去最高値更新
  • RSIは66.4と先週比よりも下がっており、まだ伸びていく余地あり
  • MACDは先週に引き続き、上抜けした状態
  • 7月9日(金)は過去最高値更新したが、出来高は多くない
ろじゃじろう
ろじゃじろう

先々週、先週と同じコメントになりますが、「まだ、上昇トレンドは続くと見ていますが、出来高が伴っていない点が気になっています」。

ということで、引き続き、わたしなら分散投資していきます。

ちなみにわたし自身のスタイルとしては保守的な感じなので、みなさんのリスク許容度にあわせて判断してください。

来週、大きく下落した場合の押し目買いポイント
  • 昨年の10月末から機能している緑色のサポートライン(393ドル前後)
  • 100日移動平均線(378ドル前後)
  • 366.5ドル付近(2021年3月中旬のネックライン)
  • 354.1ドル付近(過去のレジスタンス・サポートライン)
  • 351.0ドル付近(過去のレジスタンス・サポートライン)

タイミングを見計らって投資するのであれば、上記のようなポイントがサポートラインとして機能するかどうかを見ながらトレードしていくと、大きな失敗はしないのではないかと思います。

ろじゃじろう
ろじゃじろう

こんな記事書いておいてなんですが、個人的には毎月定期的に積立投資していくのがいいと考えています

米国市場サマリを書き終えて(あとがき)

今週の投信積立おじさんはVGTも売却しました。再投資はあまりせずに、現金として保有しています。

今後、リバランスのために、債券、シルバー、農業商品ETFの3種類をスポットで買い増ししていく予定です。ただ、いずれもなかなか思い切って買いたいと思えるような状況ではなく、チマチマとしか買っていっていません。

先々週に売却したQQQ、今週売却したVGTは元気に上昇していっており、「完全に今じゃなかった!」って思っていますが、8月末のジャクソンホール会議の前には売却しようと思っていたし、「尻尾と頭はくれてやれ」と言い聞かせています。

ろじゃじろう
ろじゃじろう

自身のリスク許容度にあわせてポートフォリオを整理中なので、この結果は仕方がありません

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この記事を読んでいる方には必要ないと思いますが、これからネット証券の口座開設する人向けのページを作成しました。

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投資資金の足しになるくらいまで育てていきます(笑)非常に競合の多いカテゴリーですが、本業の知見をフル活用して、検索エンジン上位を狙っていきます!(やっと検索エンジンで毎日検索結果に出るようになりましたが、検索KWとページの適合度が低いので2週間後くらいに見直ししなければ。)

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