今週は主要3指数(S&P500指数・ナスダック100指数・ダウ)において、終値における過去最高値を更新しました(金曜日)。先週もS&P500、ナスダック100指数は過去最高を更新していましたが、毎週のように伸び続けています。
6日に米供給管理協会(ISM)が発表した6月非製造業景況指数が60.1と、過去最高となった5月の64から低下&予想も下回ったことで、テーパリングの懸念が後退し、米10年債利回りの低下などにも繋がりました。
給付金の廃止などをしないと職場復帰しない人は動かなさそうですね(州によっては進められていますが)
過去最高値を更新し続けて、イケイケムードですが、引き続き8月末のジャクソンホール会議まで慎重な姿勢を崩さずに行きたいと思います(相場から降りたりはしませんが、キャッシュポジションはいつもより多めにしておきます)。
それではさっそく米国市場を振り返っていきます。
各種指数・指標の振り返り
セクター分析をする前に全体感を把握していきましょう。
米国主要指数パフォーマンス
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
S&P500指数 | 4,352.33 | 4,369.54 | 100.4% | 118.1% |
ナスダック100指数 | 14,727.63 | 14,826.09 | 100.7% | 116.8% |
ダウ平均株価 | 34,786.36 | 34,870.17 | 100.2% | 115.4% |
ラッセル2000指数 | 2,305.76 | 2,280.00 | 98.9% | 117.2% |
ついに年初来で最もパフォーマンスの高かったラッセル2000が陥落、S&P500がトップに君臨!その後をナスダックが狙う展開に。VTIではなく、VOOを定期購入しているわたしとしてはいい展開。
その他関連指標
指標 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.01 | 110.11 | 99.2% | 106.8% |
米国債10年利回り | 1.431 | 1.363 | 95.2% | 149.3% |
金価格(XAUUSD) | 1,787.45 | 1,808.47 | 101.2% | 93.1% |
WTI原油価格 | 75.10 | 74.67 | 99.4% | 157.7% |
ビットコイン | 33,805.02 | 33,824.26 | 100.1% | 115.0% |
ドル円が1円下がりました。%で見るとたったの0.8%ですが、米国株投資していると影響は大きいですね。
金利(米国債10年利回り)が先週に引き続き大きく下げました。理由は冒頭に記載したとおりです。
次に原油価格は終わってみればわずかな下げでしたが、週初めから木曜日には最大5%程度まで下がっており、非常に大きな動きの州でした。。
最後にビットコインは横ばいでおわりました。最近、価格上昇につながるようなBTC関連のニュースがないですね。
米国株セクター分析結果
セクター分析にはステート・ストリート社のXL●を用いています。
ただし、S&P500ETFは経費率が低いVOOを用いています(中身が同じなため)。
米国株セクターETFの騰落率
セクターETFの株価(終値)と騰落率
セクター | ETF | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|
情報技術 | XLK | 149.86 | 151.20 | 100.9% | 118.2% |
一般消費財 | XLY | 181.14 | 182.49 | 100.7% | 114.5% |
ヘルスケア | XLV | 128.29 | 128.71 | 100.3% | 114.0% |
生活必需品 | XLP | 69.93 | 70.15 | 100.3% | 105.1% |
素材 | XLB | 82.88 | 82.98 | 100.1% | 115.7% |
公益 | XLU | 64.02 | 64.60 | 100.9% | 105.7% |
資本財 | XLI | 103.29 | 103.49 | 100.2% | 119.8% |
通信 | XLC | 82.14 | 81.64 | 99.4% | 122.8% |
不動産 | XLRE | 44.72 | 45.91 | 102.7% | 129.8% |
金融 | XLF | 36.94 | 36.71 | 99.4% | 126.2% |
エネルギー | XLE | 54.69 | 52.85 | 96.6% | 139.2% |
S&P500 | VOO | 398.75 | 400.37 | 100.4% | 118.1% |
セクターETFの株価(終値)の年初来騰落率
1位:エネルギーで変わらずでしたが最も大きく下げました。2位:不動産、3位:金融と入れ替わりました。最下位も公益と生活必需品が再度入れ替わり。下位争いも熾烈を極めています(笑)
そして、ついに情報技術がS&P500のパフォーマンスをわずかに超えました。
主要銘柄の今週の騰落率
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します。
S&P500は金融は過去最高値を更新しましたが、金融セクターは金利低下の影響、エネルギーセクターは原油価格の下落の影響で下落しました。
ろじゃじろうのS&P500は買い時!?
長期投資で毎月定期的に積立することをおすすめしますが(わたし自身もそうしている)、あえて短期的に数%のパフォーマンスにこだわって買うタイミングを見計らうとした場合にどこで買うのかを考えるコーナーです。
最悪、外しても長期投資なら誤差だよねって、自分への言い訳もできる(笑)
先々週、先週と同じコメントになりますが、「まだ、上昇トレンドは続くと見ていますが、出来高が伴っていない点が気になっています」。
ということで、引き続き、わたしなら分散投資していきます。
ちなみにわたし自身のスタイルとしては保守的な感じなので、みなさんのリスク許容度にあわせて判断してください。
タイミングを見計らって投資するのであれば、上記のようなポイントがサポートラインとして機能するかどうかを見ながらトレードしていくと、大きな失敗はしないのではないかと思います。
こんな記事書いておいてなんですが、個人的には毎月定期的に積立投資していくのがいいと考えています
米国市場サマリを書き終えて(あとがき)
今週の投信積立おじさんはVGTも売却しました。再投資はあまりせずに、現金として保有しています。
今後、リバランスのために、債券、シルバー、農業商品ETFの3種類をスポットで買い増ししていく予定です。ただ、いずれもなかなか思い切って買いたいと思えるような状況ではなく、チマチマとしか買っていっていません。
先々週に売却したQQQ、今週売却したVGTは元気に上昇していっており、「完全に今じゃなかった!」って思っていますが、8月末のジャクソンホール会議の前には売却しようと思っていたし、「尻尾と頭はくれてやれ」と言い聞かせています。
自身のリスク許容度にあわせてポートフォリオを整理中なので、この結果は仕方がありません
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この記事を読んでいる方には必要ないと思いますが、これからネット証券の口座開設する人向けのページを作成しました。
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投資資金の足しになるくらいまで育てていきます(笑)非常に競合の多いカテゴリーですが、本業の知見をフル活用して、検索エンジン上位を狙っていきます!(やっと検索エンジンで毎日検索結果に出るようになりましたが、検索KWとページの適合度が低いので2週間後くらいに見直ししなければ。)
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