今週の主要3指数(S&P500指数・ナスダック100指数・ダウ)は過去最高値を更新しました。テーパリングが明確に発表されるまでは、こんな感じで上昇し続けるのでしょうか?
金曜日に発表された雇用統計は市場予想を上回る結果でした。
金曜日に株式市場は大きな混乱はありませんでしたが、ドルと金利は大きく上昇し、ゴールドやシルバーなどの貴金属は下落しました。
ゴールドに大きく投資しているわたしにとってはマイナスですが、ドルが上昇で相殺されるため、含み益としては大きなダメージを受けませんでした。
それではさっそく米国市場を振り返っていきます。
各種指数・指標の振り返り
セクター分析をする前に全体感を把握していきましょう。
米国主要指数パフォーマンス
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
S&P500指数 | 4,395.27 | 4,436.51 | 100.9% | 119.9% |
ナスダック100指数 | 14,959.90 | 15,109.36 | 101.0% | 119.0% |
ダウ平均株価 | 34,935.48 | 35,208.52 | 100.8% | 116.5% |
ラッセル2000指数 | 2,226.25 | 2,247.76 | 101.0% | 115.5% |
今週は4指数とも上昇しました
その他関連指標
指標 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 109.68 | 110.20 | 100.5% | 106.9% |
米国債10年利回り | 1.226 | 1.300 | 106.0% | 142.4% |
金価格(XAUUSD) | 1,814.18 | 1,763.09 | 97.2% | 90.7% |
WTI原油価格 | 73.66 | 67.97 | 92.3% | 143.6% |
ビットコイン | 42,237.95 | 42,869.58 | 101.5% | 145.8% |
冒頭にも書いたようにドル・金利が上昇したこともあり、ゴールド価格は大きく下げました。なかなかプラ転してくれません・・・
そして、みんな大好きビットコインも上昇トレンドに入ったような気がします。ゴールドの資金がビットコインに行っているのかも?
米国株セクター分析結果
セクター分析にはステート・ストリート社のXL●を用いています。
ただし、S&P500ETFは経費率が低いVOOを用いています(中身が同じなため)。
米国株セクターETFの騰落率
セクターETFの株価(終値)と騰落率
セクター | ETF | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|
情報技術 | XLK | 153.40 | 154.86 | 101.0% | 121.1% |
一般消費財 | XLY | 180.43 | 181.01 | 100.3% | 113.5% |
ヘルスケア | XLV | 132.15 | 132.94 | 100.6% | 117.7% |
生活必需品 | XLP | 71.51 | 70.94 | 99.2% | 106.3% |
素材 | XLB | 84.02 | 84.14 | 100.1% | 117.4% |
公益 | XLU | 65.97 | 67.45 | 102.2% | 110.4% |
資本財 | XLI | 103.36 | 103.54 | 100.2% | 119.8% |
通信 | XLC | 82.40 | 82.82 | 100.5% | 124.6% |
不動産 | XLRE | 46.38 | 46.73 | 100.8% | 132.1% |
金融 | XLF | 36.52 | 37.86 | 103.7% | 130.2% |
エネルギー | XLE | 49.39 | 49.51 | 100.2% | 130.4% |
S&P500 | VOO | 403.15 | 406.86 | 100.9% | 120.0% |
セクターETFの株価(終値)の年初来騰落率
1位:不動産、2位:エネルギーは変わらず、3位は金融と先週と変わらずでした。下位争いも変わらず、公益、生活必需品セクター。
ちなみにS&P500が年初来で20%を突破。セクターETFをこねくり回すよりも、S&P500だけガチホしていたほうが稼げるかもしれませんね。
主要銘柄の今週の騰落率
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します。
生活必需品セクターでマイナスが目立ちますが、各セクターともに堅調な1週間でした。
ろじゃじろうのS&P500は買い時!?
長期投資で毎月定期的に積立することをおすすめしますが(わたし自身もそうしている)、あえて短期的に数%のパフォーマンスにこだわって買うタイミングを見計らうとした場合にどこで買うのかを考えるコーナーです。
最悪、外しても長期投資なら誤差だよねって、自分への言い訳もできる(笑)
9月3日の8月雇用統計発表で結果が良かった場合はテーパリングについて進展する可能性が高まります。債券買い入れが縮小されて、金利上昇→ハイテク関連銘柄暴落→VOOも下がる?それともハイテク以外のバリュー銘柄が上昇でVOOは変わらない?
タイミングを見計らって投資するのであれば、上記のようなポイントがサポートラインとして機能するかどうかを見ながらトレードしていくと、大きな失敗はしないのではないかと思います。
米国市場サマリを書き終えて(あとがき)
最近は債券投資家のように債券ばかり買っています(笑)※定期積立投資は自動で行っていますが
資産に占めるゴールド比率が15%もあるため、ここを10%程度まで下げていく予定です。(売却ではなく、ほか資産を増やすことで)。そのためには債券の投資を進めて必要があるため、どうせなら一気に金利上昇&債券価格下落が来てくれないかなぁと思っています(笑)
あと3週間後にはジャクソンホール会議です。ここ数ヶ月、ここをずっと意識していましたが、果たしてどのような結果になるか?
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この記事を読んでいる方には必要ないと思いますが、これからネット証券の口座開設する人向けのページを作成しました。
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投資資金の足しになるくらいまで育てていきます(笑)非常に競合の多いカテゴリーですが、本業の知見をフル活用して、検索エンジン上位を狙っていきます!(やっと検索エンジンで毎日検索結果に出るようになりましたが、検索KWとページの適合度が低いので2週間後くらいに見直ししなければ。)
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