ロジャーズ次郎です。
資産形成をする上で一番最初に着手すべきことは無駄な支出を減らすことです。これは収入の大小によらず誰もができることです。
また、資産形成には欠かせない投資ですが、そのための種銭を増やす上でも重要な行程になります。
私自身はこれまであまり考えずにお金を使ってきました。「もっと早く実践していれば、資産を効率的に増やせたのに!」というものをご紹介します。
見直すべき無駄な支出をまとめてみた
住宅費
賃貸か持ち家かによらず、住宅費は掛かります。
住宅費は毎月同じ金額がかかる固定費の中でも最大の支出です。年収によって変わってきますが、「住宅費は収入の3割」なんて言われたりしますが、現在の私の住宅費は17%(税引後年収に対して)です。妻の収入を入れた場合は15%以下になります。
一般的な数値と比べて低い比率になっている要因は、現在の持ち家を購入した時よりも年収が2倍近くに増えたことが挙げられます。年収アップすると、より高い住居に住み替える人が多いですが、私は固定費にお金を取られてしまうのはもったいないと考えており、住み替えをしていません。
住宅選びの際のチェックポイント
住宅選びの際のチェックポイントです。
- 街
- ターミナル駅までの利便性
- ブランド力
- 建物
- 駅からの徒歩分数
- 築年数
- 広さ
- 設備
- ブランド力
- 周辺環境
- お店
- 公園
家賃や物件価格は、特に街と建物に左右されます。その中でも「ブランド力」にお金を払っていないかを確認してみてください。
住みたい街ランキングに出てくるような街、例えば横浜駅や恵比寿駅、吉祥寺駅のような場所は利便性だけではなく、憧れ補正が価格に乗っかっています。そういった憧れの街に所属することで、自分の価値も高まったような気分になることができます。
同様に建物を販売しているデベロッパーやハウスメーカーのブランドにもお金が乗っています。
ブランド物が好きということ自体は否定しませんが、もし本気で資産形成をしたいということであれば、自分の見栄と天秤に掛けて考えてみてください。
ちなみにブランド力が高い街や物件の方が売却時に値下がりしづらいというメリットもありますが、今後も継続するかどうかは個人的には懐疑的です。空き家率が年々上昇中、コロナによりリモートワークが標準になる、この2つがこれまでの住宅の常識を変えるのではないかと考えています。
あくまで私の考えなのでどうなるかは分かりませんが、自宅を不動産資産と考えたときに、株式に投資する場合とどちらが資産として有効なのか?を考えてみてください。
もう一つは新築にこだわりすぎないことです。そもそも、あなたが住んだ瞬間から部屋は新築から中古になります。そんな一瞬の自己満足のために多額のお金を支払うのはバカげています。
でも、日本人は欧米人と比べて新築が大好きなんです。ざっくり8対2の比率です。日本は新築8割、欧米は中古が8割です。
資産という観点で考えると新築は購入した時点で2割くらいの価値は下がりますし、賃貸においても新築は相場と比べると高くなります。
欧米人と比べると圧倒的に金融リテラシーの低い日本人。もっとお金について学べば「新築しか嫌だ」と思考停止する人は減るのではないかと思います(しっかりと考えた上で新築に住むこと自体は否定しません)。
住宅契約時の支出削減ポイント
住宅契約時の支出削減ポイントはずばり「値下げ交渉」です。
ここでは金額へのインパクトの大きな物件購入時の話を説明します。
物件の価格には大きく2種類存在します。
不動産サイトのLIFULL HOME’Sなどに掲載されている物件価格は「売出価格」と呼ばれています。もう一つの成約時の価格は「成約価格」と呼びます。
余程の人気物件でもなければ、「売出価格>成約価格」となります。
日経ビジネスの記事「中古マンションは1割高く売り出される」には「売出価格と成約価格の差は約10%になる」と記載されています。
仮に3000万円の物件を購入する場合は、300万円も盛られていることになります(全ての物件が一律ではないですが)。
これを知っているか知らないかで大きく資産形成に影響を与えますので、
水道光熱費
電力自由化によって、電力会社を選べるようになりました。関東であれば何もしなければ、東京電力の電気を使うことになります。
一度申し込みをすれば、ずっと割引されるため、時間対効果が高いです。
私はどこの電力会社にするか悩んで変えていなかったのですが、たまたまガス漏れ検知きの交換で来てくれた作業員の人にオススメしてもらった東京ガスにしました。
結果的に月額3,000円程度お得になりました。
また、たまったポイントを楽天ポイントなどに変えられるのも嬉しいポイントです。
Googleなどで「電力自由化」と検索したら、乗り換えの情報サイトが出てくるので、そちらで調べてみてください。
積立型の生命保険や学資保険、養老保険
実は私は諸事情で保険に再加入できないため積立型の生命保険を解約していないのですが、積立型の生命保険はリターンが低いためオススメしません(ちなみに養老保険は解約して、投資資金に回しました)。
保険に加入できる人であれば、掛け捨ての保険に乗り換えて、その金額差分を投資信託などで積み立てる方がよいです。
私がごちゃごちゃ書くより、リベラルアーツ大学の以下の動画を視聴してみてください。
通信費
携帯電話の費用が大きな支出ですね。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)が提供する格安SIMに切り替えることで、月額5,000円前後安くすることができます。
キャリアからもらえるメールアドレスが使えないというデメリットはありますが、キャリアのメールアドレスしか持っていない人もいないでしょうから、致命的なデメリットではないと思います。
ちなみに私これは実践できていませんが、面倒臭がらずに乗り換えようと思います。現在、ソフトバンク回線を利用していますが場所によって通信速度が遅いので、切り替えるならdocomo回線の会社にしようと思っています。
自分が切り替えていないのにごちゃごちゃ書いても説得力がないので、リベラルアーツ大学の以下の動画を視聴してみてください(この記事頼りすぎ・・・)。
交際費
今まで交際費はたくさん浪費してきました(汗)
20代前半にはブランドものの洋服を年に100万円近く買っていました。ここは年取ったこともあり、あまりお金を描けなくなりました。
これまでの人生で最もお金を無駄にしたなと思うのが、ソーシャルゲームへの課金です。これまでにパズドラへのか金額は200万円を超えています。ちなみに月に10万円近く課金していた時もあります。ガチャでコンプするまで引き続けるような感じで、完全に中毒状態でした。
これをやめるキッカケになったのが、「サラリーマンが1億円の金融資産を形成するための方法を考える」にも書いた「60歳までのPL(損益計算書)」を作成し、株式投資をスタートしたことです。
資産を増やさないものにお金を使う際には「これは意味があるのか?」と自問するようになりました。
特に交際費はなくてはならないものではないですし、人生の中で何にお金を使うべきなのかの優先順位を明確にすることで無駄遣いを減らしましょう。
ただし、削減しすぎは注意が必要です。
人生を豊かにするために資産形成をしているわけですし、そのための交際費を全額カットにすることは目的と手段が逆転してしまっている状態です。
まとめ
支出の中でも大きなものかつ、削減可能なものを紹介しました。
支出を減らすことは資産形成をする上では不可欠です。お金持ちは価値のあるものにしかお金を使わないので「ケチ」って言われたりしますよね。
他人の目を気にして見栄のためにお金を使うのではなく、自身の価値観を元に必要なところにお金を使うことができるようになれば、お金がたまる思考が身についている人です。
私と一緒に楽しみながら資産形成をしましょう!
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