今週の主要3指数(S&P500指数・ナスダック100指数・ダウ)は過去最高値を金曜日に更新しました。先週はコロナウイルスのデルタ株の影響で一時的に下げましたが、押し目買いのポイントだったのでしょうか?
米国のコロナ感染者数は上昇傾向にあり、一日の感染者数が6万人を超えました。
ファイザー製ワクチンのデルタ株への効果は39%とのことで、感染予防の点からは効果が限定的なようです(重篤化は防げるようですが)。
わたしも1回目のワクチンを接種済みですが、今まで通りとかわらない生活を送る予定です(引きこもりなわたしには快適です)
その他、新規失業保険申請件数も市場予測を上回っていますし、再度経済最下位が不透明な状況。そんな中で金融引き締めはしないんじゃないかなと思っていますが、引き続き、8月末のジャクソンホール会議まで慎重な姿勢を崩さずにいきます。
わたしは爆益を得るよりも損しないことを軸に投資しているため、キャッシュポジションを少し多めで行っています。
それではさっそく米国市場を振り返っていきます。
各種指数・指標の振り返り
セクター分析をする前に全体感を把握していきましょう。
米国主要指数パフォーマンス
指数 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
S&P500指数 | 4,327.15 | 4,411.80 | 102.0% | 119.2% |
ナスダック100指数 | 14,681.38 | 15,111.79 | 102.9% | 119.0% |
ダウ平均株価 | 34,687.86 | 35,061.56 | 101.1% | 116.0% |
ラッセル2000指数 | 2,163.24 | 2,209.65 | 102.1% | 113.6% |
冒頭に書いたように主要3指数は過去最高値を更新!ラッセル2000は2%近く上昇したものの、100日移動平均線で跳ね返されているようにも見えます。来週ブレイクできるのか注目です!
ラッセル2000の年初来チャート
その他関連指標
指標 | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 110.02 | 110.49 | 100.4% | 107.2% |
米国債10年利回り | 1.294 | 1.278 | 98.8% | 140.0% |
金価格(XAUUSD) | 1,812.26 | 1,801.98 | 99.4% | 92.7% |
WTI原油価格 | 71.43 | 72.06 | 100.9% | 152.2% |
ビットコイン | 31,868.68 | 33,647.26 | 105.6% | 114.4% |
先週比で見ると大きな動きは見られませんが、ドル円・金利・原油は月曜日に大きく下げていました。その後、週末に向かって回復といった感じでした。特に大きなニュースがあったわけでもなく、お金の行き場を求めてリスクオンの流れだったのでしょうか。
ビットコインも21日に反発。イーロン・マスク砲が久々に出た感じでしょうか(過去の影響に比べると非常に小さいですが)
米国株セクター分析結果
セクター分析にはステート・ストリート社のXL●を用いています。
ただし、S&P500ETFは経費率が低いVOOを用いています(中身が同じなため)。
米国株セクターETFの騰落率
セクターETFの株価(終値)と騰落率
セクター | ETF | 先週終値 | 今週終値 | 先週比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|
情報技術 | XLK | 149.86 | 151.20 | 100.9% | 118.2% |
一般消費財 | XLY | 181.14 | 182.49 | 100.7% | 114.5% |
ヘルスケア | XLV | 128.29 | 128.71 | 100.3% | 114.0% |
生活必需品 | XLP | 69.93 | 70.15 | 100.3% | 105.1% |
素材 | XLB | 82.88 | 82.98 | 100.1% | 115.7% |
公益 | XLU | 64.02 | 64.60 | 100.9% | 105.7% |
資本財 | XLI | 103.29 | 103.49 | 100.2% | 119.8% |
通信 | XLC | 82.14 | 81.64 | 99.4% | 122.8% |
不動産 | XLRE | 44.72 | 45.91 | 102.7% | 129.8% |
金融 | XLF | 36.94 | 36.71 | 99.4% | 126.2% |
エネルギー | XLE | 54.69 | 52.85 | 96.6% | 139.2% |
S&P500 | VOO | 398.75 | 400.37 | 100.4% | 118.1% |
セクターETFの株価(終値)の年初来騰落率
1位:不動産、2位:エネルギーは変わらず、3位は通信に変わりました。低金利の状況下では金融セクターは厳しいですね。虎視眈々と仕込むタイミングを見計らいたいところ。
下位争いは変わらず、公益、生活必需品セクターですが、年初来で7%以上上がっているところが、21年の株式相場の強さを物語っています。
主要銘柄の今週の騰落率
finviz.comのS&P500Mapを用いてセクターの今週の値動きを把握します。
公益、エネルギーセクターは軟調な展開。また、金利低下に伴い銀行株も弱いですね。
ろじゃじろうのS&P500は買い時!?
長期投資で毎月定期的に積立することをおすすめしますが(わたし自身もそうしている)、あえて短期的に数%のパフォーマンスにこだわって買うタイミングを見計らうとした場合にどこで買うのかを考えるコーナーです。
最悪、外しても長期投資なら誤差だよねって、自分への言い訳もできる(笑)
今週は結局一時的な調整といった感じでしたが、強い上昇トレンドでもないため、8月末のジャクソンホール会議までは慎重な姿勢で相場と向き合いたいところ。
タイミングを見計らってトレードする際には、下記に記載の株価で購入することを検討してみてください。
タイミングを見計らって投資するのであれば、上記のようなポイントがサポートラインとして機能するかどうかを見ながらトレードしていくと、大きな失敗はしないのではないかと思います。
先週のコメントでVOOの買い増しを検討するって書いていましたが、384.1ドルで指値を入れていたのですが買えず(汗)
ちょっと欲張りすぎましたね。。。
米国市場サマリを書き終えて(あとがき)
今週の投信積立おじさんはエヌビディア・債券・コモディティ(シルバーと農業商品ETF)を買い増ししました(なにげに投信以外も買っているな)。
絶対に下がると思っていた債券が急上昇しているので、本当は買いたくないのですが、債券比率が低いためリバランスのため買い増ししていっています。
先週も同じことを書きましたが、タイミングを見計らって買うのは全体の1〜2割程度です(しかも1ヶ月の中でタイミングを見計らっているだけ)。
自身のテクニカル分析は参考程度に長期投資を軸にやっていきます
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この記事を読んでいる方には必要ないと思いますが、これからネット証券の口座開設する人向けのページを作成しました。
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投資資金の足しになるくらいまで育てていきます(笑)非常に競合の多いカテゴリーですが、本業の知見をフル活用して、検索エンジン上位を狙っていきます!(やっと検索エンジンで毎日検索結果に出るようになりましたが、検索KWとページの適合度が低いので2週間後くらいに見直ししなければ。)
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