自分が積立している投資信託の中身を分析したら意外な結果に!

自分が積立している投資信託を分析したら意外な結果に!米国株の比較検証

私は2020年2月から投資信託で積み立てをスタートしました。

国や株式の銘柄を分散するために4種類に積み立てをしていますが、「実は大半の投資先はアメリカで、しかも銘柄はGAFAMなどに偏重しているのではないか?」と思いました。

自身が投資している4種類の投資信託を分析し、分散効果について検証していきます。

この記事を読む事で投資信託を選ぶ際の参考やご自身の投資信託の見直しに活用していただければ幸いです。

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ロジャーズ次郎が投資している4種類の投資信託の分析

私は毎月7.5万円分を投資信託で積み立てしています。その内訳は以下の通りです。

投資ファンド名積立金額
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)3.0万円/月
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス1.5万円/月
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1.5万円/月
ニッセイ日経225インデックスファンド1.5万円/月

まずは、上記4種類の投資信託について調査していきます。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

私が最も大きな投資金額を積み立てしている投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。

アメリカの代表的な株価指数S&P500に連動した投資信託です。

投資方針は以下のようになっています。

「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行い、信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行う。原則、為替ヘッジを行わない。

米国ファンドの管理費用(含む信託報酬)は0.0968%と非常に安いです。

組入上位10銘柄は以下の通りになっています。

順位銘柄種類業種 / 種別比率
1MICROSOFT CORP株式米国ソフトウェア・サービス4.7%
2APPLE INC株式米国テクノロジー・ハードウェアおよび機器4.5%
3AMAZON.COM INC株式米国小売3.0%
4FACEBOOK INC-CLASS A株式米国メディア・娯楽1.7%
5BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B株式米国各種金融1.6%
6ALPHABET INC-CL A株式米国メディア・娯楽1.5%
7ALPHABET INC-CL C株式米国メディア・娯楽1.5%
8JPMORGAN CHASE & CO株式米国銀行1.5%
9JOHNSON & JOHNSON株式米国医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス1.4%
10VISA INC-CLASS A SHARES株式米国ソフトウェア・サービス1.2%

トップ10の比率は22.6%、GAFAM(Google(Alphabet)、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の比率は16.9%ですが、上記データは2020年2月25日と古く、現時点は更にGAFAMの比率が高くなっているのではないかと推測できます。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

次は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」です。

先進国株式インデックスは「アメリカの比率、更にはGAFAMの比率が高く、結局米国のインデックス指数S&P500でいいんじゃね?」となっているかどうかを中心にチェックしていきます。

この投資信託は日本を除く先進国へ投資する商品です。

運用方針は以下のようになっています。

「外国株式インデックスマザーファンド」通じて、主として日本を除く世界各国の株式に投資を行い、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざす。対象インデックスとの連動を維持するため、先物取引等を利用し株式の実質投資比率が100%を超える場合がある。実質外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。

ファンドの管理費用(含む信託報酬)は0.1023%と非常に安いです。

国別の投資比率は以下の通り。

比率
アメリカ65.7%
イギリス6.1%
その他28.2%

アメリカへの投資比率は65.7%でした。私が想定していたよりはアメリカ偏重ではありませんでした。

次に組入上位10銘柄は以下の通りになっています。

順位銘柄種類業種 / 種別比率
1APPLE INC株式米国テクノロジー・ハードウェアおよび機器2.4%
2MICROSOFT CORP株式米国ソフトウェア・サービス2.4%
3AMAZON.COM INC株式米国小売2.0%
4FACEBOOK INC-CLASS A株式米国メディア・娯楽1.2%
5JPMORGAN CHASE & CO株式米国銀行1.0%
6JOHNSON & JOHNSON株式米国医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス1.0%
7ALPHABET INC-CL C株式米国メディア・娯楽1.0%
8ALPHABET INC-CL A株式米国メディア・娯楽0.9%
9EXXON MOBIL CORP株式米国エネルギー0.8%
10NESTLE SA-REG株式スイス食品・飲料・タバコ0.8%

トップ10の比率は13.5%、GAFAMの比率は9.9%でした。アメリカへの投資比率を反映した結果となりました。

トップ10の顔ぶれをeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と比べると「BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B」と「VISA INC-CLASS A SHARES」の2つの代わりに、「EXXON MOBIL CORP」と「NESTLE SA-REG」がランクインしています。

エクソンモービルはおそらくコロナ後に株価が戻っていないため、現在はランクインしていないと思われます。

10位にランクインしたのはネスレです。やっとアメリカ以外の国の会社がランクイン。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

3つ目は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。

こちらの投資信託もアメリカ&GAFAMへの投資比率が気になるところです。

運用方針は以下のようになっています。

主として「外国株式インデックスマザーファンド」、「新興国株式インデックスマザーファンド」および「日本株式インデックスマザーファンド」への投資を通じて、日本を含む先進国および新興国の株式等(DR(預託証書)を含む)に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う。原則、為替ヘッジは行わない。

ファンドの管理費用(含む信託報酬)は0.1144%とこちらも安いです。

組入ファンドの比率、国別の投資比率は以下の通り(2020年4月27日時点)。

組入ファンド比率国別配分比率全体比
外国株式インデックスマザーファンド80.9%アメリカ65.7%53.2%
イギリス6.1%4.9%
その他28.2%22.8%
新興国株式インデックスマザーファンド11.7%ケイマン諸島16.8%2.0%
韓国12.1%1.4%
台湾11.2%1.3%
中国10.2%1.2%
インド8.8%1.0%
ブラジル6.9%0.8%
南アフリカ6.0%0.7%
その他28.2%3.3%
日本株式インデックスマザーファンド7.3%日本100%7.3%

アメリカへの投資比率は53.2%と約3%しかなく、私が想定していたよりも投資比率は低かったです。

GAFAMへの投資比率は約8%になります。

ニッセイ日経225インデックスファンド

最後は「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。

運用方針は以下のようになっています。

「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて、日経平均株価に採用されている銘柄の中から、200銘柄以上に等株数投資を行い、日経平均株価(225種・東証)の動きに連動する成果を目標として運用を行う。

ファンドの管理費用(含む信託報酬)は0.275%と他と比較すると2倍以上の費用ですが安いです。

次に組入上位10銘柄は以下の通りになっています。

順位銘柄比率
1ファーストリテイリング8.7%
2ソフトバンクグループ5.0%
3東京エレクトロン3.8%
4ファナック3.1%
5KDDI3.1%
6テルモ2.3%
7ダイキン工業2.3%
8京セラ2.2%
9信越化学工業2.0%
10リクルートホールディングス2.0%

トップ10の比率は34.5%と他の投資信託と比較すると高かったです。これは構成銘柄数が少ない事が影響しています。

まとめ

今回、調査をして気がついたことをまとめます。

米国に偏重しているかどうか

投資ファンド名積立金額米国日本
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)3.0万円/月100%0%0%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス1.5万円/月65.7%0%34.3%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1.5万円/月53.2%7.3%39.5%
ニッセイ日経225インデックスファンド1.5万円/月0%100%0%
合計7.5万円/月63.8%21.5%14.7%

アメリカには6割強の比率で投資している事がわかりました。また、日本は21.5%と米国株の3分の1でした。

私のポートフォリオではアメリカの4割くらいを日本株に投資しようと考えていましたが、そのような比率になっていませんでした。

逆に他への比率が想定していたよりも高かったため、その分を日本にリバランスした方が良さそうです。

GAFAMに偏重しているかどうか

こちらは表にはしませんが、全体の1割未満だったため私の喜憂でした。いや、むしろ偏重してくれていた方が短期で見れば値上がりを期待できたかもしれません(笑)

新興国に投資したいのか?

今回、1番の気づきだったのがこちらです。

新興国にも分散で投資したいと考えるのであれば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、そうではないなら「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を選択するべき。

正直、この2種類を同時に投資するのは意味不明だなと・・・

私は新興国&日本に投資したいと考えているため「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ですね。

以上を踏まえてリバランスすると・・・

以下のようにリバランスするのが良いと判断しました。

投資ファンド名積立金額米国日本
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)4.0万円/月100%0%0%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.0万円/月65.7%0%34.3%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1.5万円/月53.2%7.3%39.5%
ニッセイ日経225インデックスファンド2.0万円/月0%100%0%
合計7.5万円/月64.0%28.1%7.9%

これらの積み立て設定を行ったのは半年前でしたが、右も左もわからないままで設定していました。今回のように定期的に自身が投資している商品を振り返るのは良いですね。

善は急げという事で、早速設定を変更しました。

皆さんもご自身が投資している商品の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

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米国株の比較検証
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