家計相談コーナーの7記事目もマネーフォワードさんが運営するMONEY PLUSで取り上げられていた相談にわたしが勝手に答えていきます。
今回は年収1200万円もある夫（奥さんも働いており年収450万円）の貯蓄がゼロであることが発覚！今後、教育費などお金がかかるためちゃんと貯蓄していきたいという相談です。
我が家と似た年収・家族構成なので、どうすればいいかアドバイスしていきます
もっと貯蓄率を高めたい奥さんからの家計相談
夫41歳、妻38歳、保育園に通う子供5歳と1歳という家族構成で、共働きです。夫の希望で、結婚時に年収のみ源泉徴収票で把握していたものの、夫の口座は管理せず、固定金額を入れてもらうかたちで家計管理をしていました。先日、夫がまったく貯金をしていないことがわかりました。夫の年収を把握することしかできませんが、もう少ししっかり貯金したいと思っています。夫に月額の固定額を増やしてもらう算段などを立てたく、相談させてください。
＜年収＞
夫：約1,200万円（額面）、妻：約450万円（額面）＜共通家計：年間約500万円の内訳＞
夫：月額20万円×12ヶ月、年2回×80万円
妻：月額8万円×12ヶ月
※マンションローン11.5万円は夫が別途支払い、保険費用も個別給与天引＜固定支出で大きいもの＞
保育園費用：月額9万円（※2人目半額）ボーナス月以外はトントンで貯金ができません。
・共通家計の貯金は600万円弱、そのほか在職企業の従業員株あり
・私の個人貯金は600万円弱、そのほか財形貯蓄400万円弱
・子供たちの口座にそれぞれ200万円弱
・夫の個人貯金は「なし」とのこと夫は上記の共通貯蓄で十分と思っているようですが、マンションは3年前に30年ローンで購入し、まだまだ支払い期間が長いです。これから子供たちにもお金がかかるようになり、いつまでダブルインカムでいられるのか不安もあるので、今のうちにどんどん貯金をしておきたいと思っています。
夫の年収から、毎月、共通家計に20万円＋住宅ローン12万円の支出は余裕があるといえるのでしょうか？ 週2回くらいはタクシー帰りで、キツキツではなさそうです。ボーナスは額面150万円×2回ほどいただいているようなので、額面月額70万円くらいという予想です。
共働きで財布別、年収1200万の夫が貯金“ゼロ”でした
(30代後半 既婚・子供2人 女性)
わたしも同じように浪費していた時期がありましたのですごくわかります
浪費をやめるキッカケが必要
なんでこんなにお金を使えるのか？
週2回程度のタクシー帰りは間違いなく飲み会でしょう。
仕事の帰りが遅くてタクシーなら会社から支給されるでしょうし、タクシー代を自腹で払っていたとしても、お金を使う暇がないから勝手に貯蓄されていくはず（会社から自宅までめちゃくちゃ遠いとかだと別ですが）。
わたしも週に1〜2回程度終電を逃すまで飲み歩いている時期がありました。金額にして月に10万円は使っていました（タクシー代含む）。
更にソシャゲの課金に2〜5万円/月も・・・
また、年収から察するに管理職であると推測できます。
この人は昔のわたしと同じで見栄っ張りな可能性が高いです。一緒に飲んでいる部下の飲み代も払ってあげたり、ちょっと良さげなお店で飲みたがります。
そんな人に正面から「飲み会費用が掛かり過ぎだから節約してよ！」と言っても響きません。
何かしらのキッカケが必要です。
どんなキッカケが考えられるのか？
わたしが浪費をやめたキッカケとそれ以外についても紹介します。
- ライフプランニングを行ない、将来に必要な蓄えを把握する
- 株式投資を通じて、資産形成をする
- コロナの影響で外で飲めなくなった
- ダイエット・健康のため、飲む量と回数を減らす
- 見栄を張っておごるのをやめる
- 終電で帰るように意識する
- 二次会、三次会に行かない
これらは2020年におこないました。それぞれのキッカケが相互に作用しました。
ライフプランニング
まずはお金におけるゴールを見据えることで、一つ一つの支出に対しての意識が高まります。
この方は管理職であることから、日々仕事では自部門の売上とコストについて向き合っているでしょうか、自身のお財布についても同じように考えることができれば、使うべきお金を浪費を仕分けることができるはず。
どうせ酒にお金を使うなら株式投資に
ただ、お金を貯金して銀行口座に入れているだけだと、お金を使いたい欲求を満たすことができません。
わたしは株式投資にお金を使うことで、その欲求を満たすことができています。また、投資信託に毎月自動で投資する設定をすることで、強制的に貯蓄することができるためおすすめです。
コロナで飲み会代が発生しなくなった
飲み会大好きなわたしでもコロナ禍では飲みに行けません。
流石に1年半もこの生活が続くと、飲み会に行かなくても大丈夫な体になりました。ただ、コロナが明けたら飲みに行きたいと考えており、一回行くとこれまで行けていなかった分を取り返すべく行く可能性がありますね・・・
ダイエットで飲み会を断る口実ができた
それを防ぐのに役立ちそうなのがダイエットです。
お金が理由で飲み代を削るのは、お金を沢山稼いでいるのに、なんかセコい感じがして受け入れづらかったのですが、ダイエットが理由であれば断りやすいです。
周囲にダイエットをしていることを宣言することで、「ろじゃじろうさんはダイエット中らしいから誘っても断られるし、誘うのはやめようかな」みたいな状態になったら勝ちです（寂しいけど）。
部下にもお金を出してもらう
部下と飲みに行ったときに完全に割り勘というのはわたしも言いづらいですが、少しでもいいので出してもらうようにしましょう。
可処分所得で考えると思っているほど差が大きくないこともあります。それを理解すると、出してもらいやすくなりました。
でも、酔っ払っていると気分がよくなって払っちゃうんですが
終電でちゃんと帰る
気付いたら終電が終わっていた！みたいなことにならないようにするためにも、タイマーをセットしておくといいでしょう。
二次会・三次会に行かない
終電で帰ると二次会、三次会には行けなくなりますね。
あとがき
この方はボーナス込みで毎月30〜40万円は無理なく貯蓄・投資に回すことができる可能性があります。
ただ、貯蓄する目的がなければ、なかなかやる気が出ません。
家計相談には細かい支出が記載されていませんが、うまく貯蓄できるようになったら、毎月掛かる固定費の削減にも着手してみてください。
会社のメンバーたちに「お金の大学」を勧めたら、みんなハマって節約するようになりました。もしよければ旦那さんと一緒に読んでみてください。
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