特に秘密でもなんでもないですが、尊敬するバフェット太郎さんを真似てみました(笑)
私のポートフォリオは下図のPortfolio1の比率のとおりです(実際に購入している銘柄はSPYではなく、VOOです)。VOO50%、VGT12.5%、QQQ12.5%、VDC25%という比率に近づくように買い増ししていっています。
Twitterなどであまり目にすることのないVDCというETFですが、バンガード社の米国生活必需品セクターETFです。組み入れトップ10はP&G、コカ・コーラ、ペプシ、ウォルマート、フィリップ・モリス、コストコ、アルトリア・グループなどで構成されています。
「ハイテク株が持て囃されている時代に生活必需品のような時代遅れのセクターに投資するなんて終わっている」なんて言われるかもしれませんが、10年以上の長期で保有し続けるつもりなので、ハイテクブームが続いている保証はありません。
とはいえ、「本当に組み込んでいる意味ってあるんだろうか?」と疑問に思ったため、ハイテク兄弟たちと検証してみました。
結論「ありました!」
検証に使ったツールはPORTFOLIO VISUALIZERのBacktest Portfolio機能です。どんなツールか興味のある人は下記の記事も参考にしてみてください。
ロジャーズ次郎 vs ハイテク兄弟の検証結果
検証条件
期間:2005年1月〜2020年8月
元金:1万ドル(その後の追加は分配金のみ)
ほか:年に1回リバランス
検証に用いたポートフォリオ
検証結果
最終的なリターンはVGTとQQQの比率が高いポートフォリオに軍配が上がりました。2018年までは私のポートフォリオが優勢だったのですが、この2年で驚異の伸びを見せています。
やっぱ「ハイテク最高じゃん!」って言う簡単な話ではありません。
VDCを組み込むことでボラタリティを抑えることができ、Worst Year、Max.Drawdownにおいては最もパフォーマンスがよいです(その結果、シャープ・レシオ、ソルティノ・レシオも高い)。
冒頭にも書きましたが、今後ハイテクセクター1強時代が未来永劫続く保証はありません。また、生活必需品セクターが見直される時代が来るかもしれません(来ないかもしれません)。
【余談】ロジャーズ次郎ポートフォリオ(金合算)
実際の私のポートフォリオには金をポートフォリオに組み込んでいます(更に日本株、投資信託などもありますが、シミュレーションに組み入れられない)。
それがこちら。
S&P500と比べ、暴落耐性は2倍以上、トータルリターンも1.3倍のパフォーマンスです。暴落耐性が強いことは株式市場から退場させられないようにする上で重要なことです。自身のリスク許容度を踏まえた上でしっくりするポートフォリオを追求していきたいですね。
まとめ
色々と書いてきましたが、ハイテクはあと10年は続くんじゃないかと思っています。だからこそ、VGTやQQQをポートフォリオに組み入れています(VOOの3割以上はハイテクだし)。私のポートフォリオを未来永劫守り続けるつもりはなく、もっとよい気に入る組み合わせがあれば乗り換えていくつもりです。
私は暇なときにこんなシミュレーションをして楽しんでいる変わり者です(笑)
本当にポートフォリオ・ビジュアライザーがあれば、一日中遊んでいられます。
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