私は2020年2月に株式投資を再開しました。そこから毎日のようにYouTubeやTwitterなどで情報をインプットしていった結果、高配当ETFを自身のポートフォリオに組み込むことにしました。
毎月積み立てしていた銘柄は以下の3種類です。
- SPYD
- HDV
- VYM
米国高配当ETFを検索すると、上記の3つが紹介されていることが多いです。
余談になりますが、米国株だとコカ・コーラやAT&T、ジョンソン・エンド・ジョンソン、P&G、エクソン・モービルなどバフェット太郎さんのポートフォリオに組み込まれている銘柄をよく目にします。日本株だとJTや沖縄セルラー電話、KDDIなどを目にします。
私は自身のポートフォリオから高配当ETFを手放し、VOO、VGT、QQQ、VDC(生活必需品セクター)、VHT(ヘルスケアセクター)5つのグロースETFを積立していくことにしました。
ちなみに私のグロースETFの定義は、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙える銘柄を指しているため、世の中の基準よりも緩いです(生活必需品セクターが入っていることからも)。
それでは、なぜ高配当株からグロース株に乗換えたのかについて説明していきます。
高配当ETFとグロースETFの特徴
自身の脳内でリストアップしていた理由をきれいに整理してくれていたのが東大バフェットさんの記事「高配当株vsグロース株論争に終止符を打つ!」です。こちらの記事も読んでみてください。
そちらを参考に自身の考えを言語化してみました。
高配当ETF | グロースETF |
銘柄が分散されているため、個別銘柄の影響を受けづらい | 銘柄が分散されているため、個別銘柄の影響を受けづらい |
定期的に配当金を受け取れるためリターンを実感しやすい | 株価が長期的に成長トレンドのため、総額では有利 |
配当金を再投資することで、配当金を雪だるま式に増やせる | 配当金に掛かる税金を先送りできるため、税金分も複利運用できる |
株価の短期的な下落時に一喜一憂しづらい | 株価の短期的な下落時に一喜一憂しやすい |
最後の一喜一憂しやすいかどうかは、人それぞれといった感じですが、どちらかというと配当金目当てという心の拠り所がある分「一喜一憂しづらい」という風にしました。
高配当ETFとグロースETFのどちらを選ぶべきか?
経済が過去と同様の成長し続ける前提に立つと、高配当ETFでもグロースETFでも長期的に投資することで資産を増やすことができます。その上で感情をコントロールし、機械のように淡々と投資をすることができるのであれば、最終的なトータルリターンではグロースETFの方が大きくなります。
ただ、「ガチホ」「握力を鍛える」「シートベルトをお締めください」「下落で動揺してしまうのは自身が取れるリスク以上の金額を投資している」などという言葉があることからも、暴落時に保有し続けることが難しいことがわかります。
直近のコロナショックによる暴落時も、こんなに短期間で株価がV字回復するとは思わずに手放してしまい、二番底を待って、資産を減らしてしまった人がたくさんいるのではないでしょうか?
高配当ETFかグロースETFかを選択する基準としてかんたんにまとめると
- メンタルが普通な人は配当金を目当てにした高配当ETF
- ロジカルに判断できるかつ強靭なメンタルの人はグロースETF
こんなかんじです。
私は勤務先の株式評価額が6000万円から1000万円以下になった経験をしたこともあり、暴落耐性はそこらへんの人よりも高いと思われます(笑)また、比較的ロジカルなタイプなのでグロースETFを選択することにしました。
今回の記事の本題から逸れてしまいますが、S&P500インデックスに連動する投資信託を積立設定して、放置するのが正解なんじゃないかという気がしています(笑)
投資利回りを上げることは考えずに、投資元本を増やすこと(本業や副業)に専念するのが、株価を気にすることもないですし、多くの人にとっては一番資産を増やせる方法な気がしています。
アメリカでガソリンスタンド勤務の方がコツコツと株式投資していたことで、死後に約10億円もの株式を保有していたことが発覚した話があります。そこからも余計なことを考えずに、コツコツと積み立てることが再現率の高い勝ちパターンなんだろうなと(一攫千金は難しいですが)。
まとめ
高配当ETF、グロースETFのどちらが自分に合っているかは、性格や期待リターン、資産状況などによっても変わってきます。何が正解ということはないと考えていますが、「自身が無理なく長期間続けられそうなのはどちらか?」という理由で決めるのがよいのではないかと考えています。
ちなみに私が個別株ではなく、ETFを買う理由は自身でどの株を買うかを業績の良し悪しに合わせて売買するのが大変・難しいと考えたためです。セクターETFであれば、時価総額に連動した形でリバランスしてくれる点が気に入っています(リバランス時の売買手数料、売却益への税金もかからない)。
ちなみに配当利回りを気にする人も長期投資前提であれば、VOOなどの1%台の配当利回りのグロースETFを持ち続けていれば、高配当ETFにもなるという検証記事を書いたので読んでみてください。
高配当株マニア必見!グロース株・高配当株の二刀流ETFを発見!?
みなさんのポートフォリオを考える際の一助になれば幸いです。
コメント