米国株投資をしている人であれば「S&P500Map」を見たことあるのではないでしょうか?こんな感じのやつ。
各銘柄の構成比率と騰落率を一眼で把握できるため便利です。
「このヒートマップを自身が保有している米国株で表現できないかなぁ?」と考えていたら、Googleスプレッドシートのツリーマップでできることがわかりました。
こんな感じです。
早速、作り方を説明していきます。
ヒートマップの作成手順
データを用意する
あるとむ様の「【Googleスプレッドシート】ツリーマップとヒートマップによる保有銘柄比率と株価騰落率の可視化」を参考させていただきました。
用意するデータは以下のような感じです。
A列(1列目)とB列(2列目):階層の名前を決める
上記の表は以下の階層構造を表しています
- 保有比率
- 株式・ETF
- VDC
- VYM
- VGT
- 債券
- TLT
- VGIT
- AGG
- 金
- GLDM
- 株式・ETF
C列(3列目):ツリーマップの用の数値
各銘柄の保有額比率を「10行目の保有額」から算出します。
「6行目の保有株数」と「9行目の株価」を用いて「10行目の保有額」を算出します。
ちなみに現在の株価は「GOOGLEFINANCE関数」を用いて自動取得することができます。
=GOOGLEFINANCE(ティッカーシンボル名,"price")
上記のティッカーシンボルは1行目を参照します。
VDCの現在株価を取得する場合は以下のようになります(ご自身が作成したファイルのセルを指定して下さい)。
=GOOGLEFINANCE(A32,"price")
D列(4列目):ヒートマップ用の数値
騰落率を「8行目の前日保有額」と「10行目の現在保有額」から算出します。
前日の株価も「GOOGLEFINANCE関数」で取得することができます。
=GOOGLEFINANCE(ティッカーシンボル,"closeyest")
現在の株価でpriceと記載したところをcloseyestと変えるだけです、簡単ですね。
5行目に騰落率を「10行目の現在保有額÷8行目の前日保有額」で算出します。
そして、4行目に5行目を100倍した数値を入力して下さい。S&P500Mapの色の幅は最大+3%、最小-3%となっているのですが、それを表現するために必要な作業になります。
これでデータは完成です。
ツリーマップ(ヒートマップ)を作成する
セルA28〜D45を選択し、挿入>グラフを選択します。
画面右のグラフの種類から「ツリーマップ(下段の真ん中)」を選択します。
ツリーマップの表示に変わりました。
これでヒートマップが完成です。
見た目を調整する
グラフをクリックすると右上に「3つの点」が表示されますので、クリックしてグラフを編集をクリック。そして、カスタマイズをクリック。
最小値に-3、最大値に3を入力します。これで本家のヒートマップと似たような設定になります。更に色を以下のように設定すると見た目も近くなります。
最小値の色 | #F63538 |
中央値の色 | #424654 |
最大値の色 | #32CC5B |
これで完成です。
Googleスプレッドシートでは「文字の大きさが自動で可変する点」、「騰落率を表示する点」は再現できないようですが、それっぽい雰囲気は表現できているかなと。
ただ、これ使うかな(笑)
普段からGoogleスプレッドシートを使って、資産管理をしている人であれば、作ってみても良いかなという感じのネタでした。
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