VGTとXLKを比較|違い・経費率・構成銘柄を2026年版で解説

米国情報技術セクターETF2種を徹底比較 米国株の比較検証

更新情報(2026年8月15日)
本文全体を運用会社の公式情報で再確認し、経費率・組入銘柄数・指数の違いを2026年版に更新しました。

VGTとXLKは、どちらも米国の情報技術セクターへ投資する低コストETFです。ただし中身は同じではありません。VGTは大型株から小型株まで広く保有し、XLKはS&P500採用の大型株に絞るという違いがあります。

先に結論を言うと、セクター全体を広く持ちたいならVGT、銘柄数を絞って大型株中心に持ちたいならXLKが分かりやすい選択です。直近の成績だけで選ぶより、保有範囲と集中度が自分の意図に合うかを確認しましょう。

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VGTとXLKの比較表

項目VGTXLK
運用会社VanguardState Street
連動対象MSCI US Investable Market Information Technology 25/50 IndexTechnology Select Sector Index
対象範囲米国の大型・中型・小型株S&P500採用の情報技術株
経費率0.09%0.08%
組入銘柄数317銘柄73銘柄
設定日2004年1月26日1998年12月16日
VGTは2026年3月31日、XLKは2026年8月13日時点の公式情報。銘柄数は変動します。

最大の違いは「投資対象の広さ」

VGTの指数は、米国情報技術セクターの大型株だけでなく中小型株も対象にします。一方、XLKの対象はS&P500採用銘柄です。そのため主要企業は重なりますが、VGTの方が裾野が広く、XLKの方が大型株へ集中しやすい構造です。

ただし「銘柄数が多い=十分に分散されている」とは限りません。時価総額加重型なので、VGTも上位の巨大企業の影響を強く受けます。VGTの上位10銘柄は2026年3月末時点で約59%を占めていました。

経費率の差は小さい

経費率はVGTが0.09%、XLKが0.08%です。100万円を1年間保有した場合の単純計算では、差は年100円程度です。売買手数料や為替コストもあるため、この0.01ポイントだけで決める必要はありません。

上位銘柄と業種の偏りを確認する

両ETFともNVIDIA、Apple、Microsoft、Broadcomなどの比率が大きくなります。XLKでは2026年8月13日時点で、半導体・半導体製造装置が45.10%、ソフトウェアが24.51%、テクノロジー機器が17.65%でした。

つまり、どちらを選んでも「米国株全体」への分散投資ではありません。情報技術セクターや一部の大型企業が下落すれば、S&P500連動ETFより値動きが大きくなる可能性があります。

VGTとXLKの値動きを10年間で比較

価格水準の異なるETFを比較できるよう、2016-08-15の終値をそれぞれ100として指数化しました。株式分割は調整されていますが、分配金・税金・売買コストは含みません。

VGTとXLKの10年間の値動きを開始時点100で比較した折れ線グラフ
2016-08-15〜2026-08-14。開始時点=100、分配金を含まない株式分割調整後の終値。データ出典:Nasdaq Historical(VGTXLK
指標VGTXLK
終了時の指数830.8802.7
年率換算の価格変化23.6%23.2%
期間中の最大下落率-35.5%-34.0%
日次騰落率の相関0.994
年率換算値は終値の変化から計算した参考値で、分配金を再投資したトータルリターンではありません。

日々の値動きは非常によく似ています。一方、10年間の終点ではVGTの指数が高く、開始時点からの差は28.1ポイントでした。これは将来の優劣を示すものではなく、指数の対象範囲や上位銘柄の比率の違いが、時間とともに結果へ表れたものです。

グラフが似ていても、保有銘柄数や企業規模、上位銘柄への集中度まで同じとは限りません。直近の成績だけでなく、前の比較項目と合わせて判断してください。

VGTが向く人、XLKが向く人

  • VGTが向く人:情報技術セクターの大型株から小型株まで広く保有したい人
  • XLKが向く人:S&P500採用の大型テクノロジー企業に絞りたい人
  • どちらも慎重に考えたい人:すでにS&P500や全米株ETFを多く持ち、上位テック株への偏りが大きい人

選ぶ前にポートフォリオ全体を見る

セクターETFは、資産形成の土台というより「特定分野の比率を意図的に上げる道具」です。まず広範な株式インデックスを中心にし、追加する場合はポートフォリオ全体の何%までにするかを先に決める方が管理しやすくなります。

11セクターの全体像は「米国株セクターETF11種まとめ」で確認できます。

まとめ

  • VGTは米国情報技術株を大型から小型まで広く保有
  • XLKはS&P500採用の大型株中心
  • 経費率はともに低く、差は選択の決定打になりにくい
  • どちらも上位企業と情報技術セクターへの集中リスクがある

参照した公式情報:Vanguard VGTState Street XLK

本記事は特定商品の購入を勧めるものではありません。ETFの経費率、構成銘柄、比率は変更されます。購入前に運用会社と利用する証券会社の最新情報をご確認ください。

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